そろそろ時期が終わりという話が出た牡蠣をいただく気分になって「八千代」さんへ。
注文して待っていたら、アジ酢を注文した常連さんが「今日のアジならアジたたでもイケますよ」と言われているのが聞こえてきたので、僕も便乗して追加してみました。
まずはカキフライ。
大きな粒の牡蠣が5つ積み上げられています。
「米花」さんでも話題になりましたが、この時期の牡蠣はかなり味の落ちたものもあって、以前他店でトラウマになるようなのを食べてしまったこともあったりして若干(失礼ながら)恐る恐るいただきます。
もちろん「八千代」さんでいただくものについてはそんなの杞憂で、強い香りとそれに負けない旨みのインパクトを堪能できました。
「八千代」さんは届いたモノが悪いと仲卸に突き返したりされていて、自然のものですから個体差はあれど間違ったものが出るようなことはないのですよね。
仲卸とお店の間に信頼関係のある感じが市場らしくていいなと思う次第。
アジたたき。
メニューにはないのですけど、アジ酢の仕込みが間に合っていなくて、アジの質が特にいいときに限って主に常連さんに出されている1品です。
脂乗りも確かですが、そこに頼らない旨みとその前後に抜ける香りが素晴らしいのですよねえ。
脂の甘みが効いてくる分、アジ酢とはまた違ったアジの香りを楽しむことができました。
というわけで、カキフライをガツンといただきつつもさっぱりした気分になってごちそう様でした!