この日は前々から食べたい食べたい・・・と言い続けていたお魚をいただきにお隣の高はしへ。
僕はちょっと久しぶりですが、ブレないいつものメンバーとお話ししながら待ちます。
最近はちょっぴりスタートが遅めになり気味だそうで、この日もシャッターが開いたのは7時半頃でした。
まあ正式には「8時開店」と書いてありますから、十分早いのですけどね。
前から4番目でしたが、ちょうど4席空いていて滑り込みで1周目に入ることができました。
「魚がない日」っぽさは感じるものの、あるメニューだけで十分魅力的でした。
というかここ最近で一番注文で悩みましたよ・・・。
アスパラガス酢味噌和え。
まずは最近高はしで売り出し中の「野菜メニュー」を。
この日は旬のアスパラ。
太い!
つーんと風味いい辛子が頭の真ん中を突き抜けます。
アスパラはジュクッとやわらか仕上げ。
内に秘めた甘いアスパラエキスの香る水分が、ギュッと詰まっていた繊維をふわふわにほどいています。
ちびちび食べていると、お姉さんが何やら小皿を持ってきてくださいます。
えーと、これは・・・ああ!
鮎の塩焼き(1000円)。
小皿は鮎と言えばの蓼酢ですね。
夢にまで見た高はしの鮎とようやくご対面です。
「あ・・・・・・・」
ごめんね、食べます!(笑)
高はしらしいこんがり焼き。
脂がふつふつして皮が震えています。
カリッと香ばしさが弾ける皮目の下にはふわふわしっとりの白身、白というより純白!
スッと舌の上でとろけるようです。
それでいて旨みが濃いです。
鮎の塩焼きというとガッツリ塩を効かせるイメージがありますが、高はしにしてはやや控えめな塩梅がとてもお上品でした。
肝の周りにはぷるぷるのゼラチン質がたっぷり。
鮎ってこんな魚でしたっけ?(笑)
期待し続けてかなりハードルを上げて臨みましたが、僕の用意したハードルの遥か上空を棒高跳びで飛び越えていくような突き抜けた至福のひとときでした。
おかわりで2尾目もいただこうか本気で考えたほどです。
お昼に本当にやった方もいたみたいですけど(笑)。
今日がとても美味しいと、明日もきっと美味しくて。
美味しい美味しい鮎でした。