岩田さんを出て高はしさんへ。
毎度お馴染みのみなさんと一緒でしたのでそれほど長く感じなかったのですけど、2時間近く並びましたね。
ゆっくり考える時間がありましたから注文は決まっていました。
・・・が、お隣のお2人が召し上がっているものがあまりに美味しそうだったので追加も。
まずはその追加のたちうお塩焼き(2200円)。
3代目曰く「ものが良くて分厚すぎるから、焼くのにいつもの1.5倍時間がかかる」のだそう。
確かに時間がかかりましたし、確かに出てきた太刀魚は分厚いですね。
高はしらしい焦げもちらほらありますが、脂の焼けたきつね色が素敵ですね。
表面はカリッとクリスピーに香ばしく。
魚の脂で揚げたようなイメージですね。
美味い美味い♪
身はほろほろふわふわ。
脂が乗ってしっとりしていますが印象は淡泊で、強めに振られた塩気がググッと効きます。
黒小むつ煮付け(2200円)。
「小むつ」とは言っても、1人前の煮魚としては大きい部類だと思います。
この日はこの後用事があったのですけど、訳あってこちらの一皿の提供が遅れたのでちゃちゃっといただかなくては!
大きな目と鋭い歯が特徴的ですね。
急いでいるので頭からいきましょう。
ご覧の通り煮汁はほぼ浸みておらず。
高はしの煮魚は注文を受けてから煮るので、その魚の味が身に残っているのですよね。
魚の味が濃い、そこへ加えて醤油の美味しい味がします。
ここ、細かい言い方の違いなのですけど「美味しい醤油の味」ではなくて「醤油の美味しい味」がするのです。
醤油ってこんな味だったかあ、としみじみその良さに感じ入ります。
上品に醤油の香りが立っていますし、仕上げに差す醤油が重要なのかなあ。
もっちりした身は脂は赤むつほどではありません。
その代わり香りよく、やわらかな旨みが口いっぱい広がりますね。
いつもより煮汁が濃かったかな?
と思いながら写真を撮ったのですけど、やっぱり改めて見ていい色艶していますね。
今回は焼き魚も煮魚もズバッとハマる2皿でした。
他の魚もあれこれタイミングよくいただけたらなあ、と思うのはもちろん、太刀魚に関してはまたすぐ食べに来たくなるくらいでした。
ごちそうさまでした。