続いて高はしさんへ。
この日は最近の新メニューの用意があるということで、ぜひいただこうと思っていたのですよ。
店内に入って、無事に注文。
待っている間、3代目から食べ方のレクチャーを受けました。
ほお・・・割って、混ぜて、絡めて、ですか。
というわけで、鮪ヅケ(2000円)。
お寿司屋さんに教わったレシピなのだとか。
黒々として、オーラのあるヅケですね。
見るからにしっかり漬け。
大半が赤身ですが、脂の乗ったところも少し。
浅い漬けでマグロのさわやかな香りを活かすのもいいですけど、個人的にはこういうどっぷり漬け込んだのも好みなのですよねえ。
表面のざらつきが馴れて濃密な舌触り。
歯を入れてもヌトーッと独特の食感です。
「割って、混ぜて・・・」の正体は、温玉でした。
ヅケだれに落としてあります。
言われた通りに・・・
割って黄身を軽くタレと和えます。
漬けを一切れ持ち上げて、温玉と絡めて・・・
いただきます!
かなり強めのヅケだれを温玉でマイルドに、黄身のコクが存在感濃く中盤の味を支えます。
温玉はやや火入れがいきすぎで、上手く絡まなかったのがちょっと残念。
その仕上がりさえ良ければ、個人的には文句の付けようのない1品になりそうでした。
しゅんと融けて消える脂の乗ったところもよかったですが、僕は濃密な赤身に軍配を上げたいと思います。
とても美味しかったです!
またいただく機会があったら、何か別の食べ方も試してみたくなる興味深い逸品でした。
ごちそうさまでした!