お昼は六本木へ。
注目のベーカリーカフェがオープンしたと伺っていたのですよね。
ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー。
大阪の人気ブーランジェリー「シュクレクール」、表参道のミシュラン2つ星フレンチ「レフェルヴェソンス」、代々木公園のコーヒー専門店「フグレントウキョウ」がプロデュースしたお店。
個人的には、シュクレクール、フグレントウキョウは、それぞれ1度だけですが伺って美味しかったイメージがあるので楽しみにしていたのですよね。
特にシュクレクールのパンが東京でも購入できる日が来るとは!
平日の昼前の時間だったので空いていたカフェダイニングへ。
ちょっとバタバタと案内されましたが、オープン間もなかったからかもしれません。
外にテラス席もありますが、店内も十分広々として開放的でした。
まずはアイスコーヒー(600円)。
ちょっと濁ってしまっていて、これは淹れ方を間違えているのではないかなあという気も。
アイスコーヒーは、徐々に温度を下げるとクロロゲン酸とカフェインが結合して濁りが発生するので、急冷する必要があるのですよね。
濁ると味にも影響して、キレがなくなってしまってもったいのですよ。
酸味がありながらも、ちょっとモヤモヤした味わい。
注文したメニューにセットで付くサラダとスープ、この日はガスパチョ。
お皿が独特です。
ガスパチョ。
冷製ということもあって、トマトは甘さより酸味と香りが主張。
それ以上にビネガーかレモン辺りの酸味がかなり強いのが印象に残りました。
オリーブオイルもたっぷりかかっているので、変な言い方をすれば「ドレッシング」を飲んでいるような気持ちに。
決して悪い味ではないのですけどね!
ガスパチョってこんな感じだったかな?と分からなくなってしまいました。
そういえば最近ガスパチョって口にしていなかったので、他のお店でもいただく機会を作らなくてはな。
サラダはカラフルな大根や、茄子、ズッキーニなど。
生で食べて美味しいお野菜がふんだんに使われていました。
玉ねぎのドレッシングも自家製だったような気がします。
量は少なめですが、野菜の質を感じられるサラダでした。
メインはオープンサンド。
4種類あるうちからワカモレ、茨城トマト、ピーマン、紫蘇、柚子胡椒サルサ(SMALL)(1400円)というのを選択しました。
どのメニューもSMALLサイズの用意があって、-100円でした。
パンの底面が手前に来る方がしっくりくるのですけど、他の方の写真でも逆向きになっているのを見かけたので、最初の写真が正解なのかもしれません。
不思議ではありますが、表面のシャープな色合いを見せたいのでしょうか。
オープンサンドはすべて「ブリコラージュブレッド」と「豆腐クリーム」を使ってあります。
アボカドのペーストがまったり。
それでいて、油断しているとちゃんと結構辛いです。
ブリコラージュ・ブレッドはかなりの厚切り。
パッと見、船ですよね。
ナイフでガリガリとやっつけるハードコア系かと思いきや、もっちんもっちんの多加水カンパーニュ。
ソフトでありながら驚くような跳ね返し、かといって味わいは水っぽく薄まらず香ばしさが立っています。
これだけ厚切りで使うのも納得の、パンが主役なオープンサンドでした。
最後にサービスでベーカリーで販売されているパンを出していただけました。
ベーカリーカフェっぽくていいですね。
いいな~と思ったのは、店員さんがちゃんとパン好きさんっぽかったこと。
聞かなくても楽しそうにパンのことを教えてくださいますし、気になったことを1聞けば2とか5とか10になって返ってくるコミュニケーションの充実ぶりでした。
それで初めて知ったのですけど、シュクレクールのパンを販売しているのではなくて、あくまでも「シュクレクール監修」のオリジナルパンなのですね。
シュクレクールのパンを使っていることで知られるコレド室町のフレンチ「ラボンヌターブル」では、最初にシュクレクールのパン、続いてブリコラージュブレッドを提供するようになっているそうですよ!
フードメニューがオープンサンドとデザートだけなのですけど、もうちょっと増えたら嬉しいなあという気も少ししました。
今後の展開に注目したいと思います!