人気店に絞って回ってきたフルーツサンド。
最後となる5軒目は銀座の「セントル・ザ・ベーカリー」さんです。
夕方17時前の訪問でカフェは3人待ち。
15分ほどでカウンター席に案内していただけました。
カフェは4度目の利用でしたが、カウンター席は初めて。
店員の女性がみなさん美人さん揃いだとは思っていましたが、厨房にいらっしゃるシェフがビックリするくらいイケメンさんでビックリしました。
フルーツサンド(1800円)。
税込みで1944円、他店の倍くらいの価格ですね。
実はそもそもこちらのフルーツサンドをいただこうと思い立ったのが事の始まりで。
以前こちらの角食を購入したときの感想が以下の通り。
とにかく甘さが前面に出ていて肝心の小麦の香りが貧弱。
わざわざ銀座まで行って並んでこれを買うくらいなら、他にもっとマシな食パンはありそうですし、「コレが好きなんだ!」という方がいらっしゃるならぜひシフォンケーキをオススメしたいと思いました。
要するに、甘すぎてとてもじゃないけどパンとして良いとは思えない。。
一方、ケーキ生地に近いイメージでフルーツやクリームには合うかも…というイメージができました。
ということでこちらのフルーツサンドに興味を持ったのですが、もともとフルーツサンド自体あまり食べ慣れない身でしたので基準をもって良し悪しを判断するべく人気店を回ってきた次第です。
というわけで満を持して、いざ!
パンは先に紹介した通り、国産小麦使用の「角食」。
フルーツはパイン、バナナ、メロン、キウイ、ラズベリー、オレンジ。
ラズベリーの酸味がかなり印象的、オレンジも果汁が出るので味わいがしっかり広がります。
ラズベリーの酸味がかなり印象的、オレンジも果汁が出るので味わいがしっかり広がります。
クリームもかなり力が入っていて、マスカルポーネでリッチに仕上げた生クリームとカスタードクリームの2種使い。
字面だけ見るとちょっと「うるさそう」な懸念も。
パンは結構厚みがあるように見えますがそこはセントルさん。
焼きたての膨らみを残しているだけで見た目よりずっと軽くふわっと、しかしもっちりしっとり歯を力強く抱き留める食感です。
そしてやはり甘くてバターリッチ。
この食パン、生クリームとはとても相性がいいですね。
甘さも、バターの香りも見事に噛み合っています。
フルーツの果汁、その甘みや酸味を受けても全く違和は感じません。
マスカルポーネはまだしもカスタードクリームはどうかと思ったのですが、ほんの少量で主張も微弱。
バナナ、キウイ辺りのフルーツとの相性がいいですし、何よりパンとの組み合わせは抜群ですね。
およそパンを食べている気がせず、普通にケーキ生地とカスタードクリームのコンビネーションをいただいている感じです。
添えられたパンの耳は、フルーツサンドの端切れ。
本当に作っている過程で出た部分なのではみ出たクリームやフルーツが紛れ込んでいます。
カップの中にパインやオレンジも落ちていました。
というわけで、パンとその他の要素の相性、バランスの面でこちらはずば抜けていましたね。
マスカルポーネ入りのクリームも見事に食後感を高めていました。
角食自体の感想は以前の記事をご覧いただきたいところで、非常に悔しいというか不本意ではあるのですが、これは聞かれたら勧めてしまうフルーツサンドでした。