この日は食事をすることになって夜の新橋に集合。
やってきたのは駅から5分くらいのところにあるおでん屋のお店「松平」さん。
まずは煎り銀杏。
最近殻を外していただく機会が多かったので、殻を剥くのは久しぶり。
真ん中に塩を盛ってあるので、ちょんちょん付けて味を微調整していただきます。
季節の味ですねえ。
くじらベーコン。
独特の香り。
辛子を付けていただきます。
宗八鰈一夜干し。
焼き物は選択肢が結構あって迷いましたが、こちらに決定。
小振りに見えて意外に身の厚い鰈です。
一夜干しで水分が抜けて味が引き締まっていますが、ふんわりやわらかな身質。
皮はパリパリで見事な焼き加減でした。
添えてあるのはわさび漬け。
おでんはまず「牡蠣」から。
京風ということで、昆布と鰹出汁を効かせて甘みはないキリッとしたお出汁。
ネギがまたいい味出しています。
おでんの牡蠣って初めていただきましたけど、シンプルな食べ方でいいですねえ。
お出汁にも少しエキスが浸み出して、次第に磯の風味に。
おでんは盛り合わせで注文。
玉子、白滝、こんにゃく、厚揚げ、大根といった定番どころから、焼売とか蛸の入った変わり種の練り物までバラエティーに富んだ内容でした。
牡蠣と違って、おでん種をしばらく炊いてあるのでお出汁の味わいにボリューム感があります。
この蛸のが面白かったですねえ。
あと写真にはありませんが、「玉ねぎしんじょ」というのがベーコン入りで、お出汁にかなり凄味のある風味を加えていたと思います。
ワインらっきょう。
見た目にすごいインパクト。
最初にふっとワインの香りがきますが、後半はすっかりらっきょうの味になる感じ。
少しおでんを追加しつつ、最後にトマト。
大振りのトマトがでーんと出てくるイメージでしたが、こちらはひと口サイズのものがコロコロと。
出汁に入ると味が水っぽくなるかと思いきや、トマトってもともと旨みの強い野菜なので、むしろ味が断然濃くなって感じられるのですよね。
甘くて旨いトマトでした。
というわけでこの日は小上がりの席だったので、のんびり過ごすことができました。
おでん屋さんでおでんを食べるの自体初めてだったかもしれません。
次はカウンターもいいなあと思いを馳せながら、ごちそう様でした!