10月から高はしさんの営業形態が変更されると発表されて、この日から金曜にアラカルトでの営業が始まったのでお邪魔してみることに。
同じ考えの知り合いの方がちらほら。
メニューとにらめっこして注文を決めるのは築地時代以来なので、少し懐かしいです。
定番物と、季節物と1品ずついただきましょう。
お湯呑が新しくなっていますね。
黒で統一した店内に馴染むアイテムになっています。
穴子やわらか煮。
ツメが少し濃くなったか、穴子の量に対してツメの量が多くなったかもしれません。
ふわっとしてとろり。
相も変わらぬ絶妙な火入れが素晴らしいです。
ツメなしもまたいただいてみたくなりますね。
新さんま塩焼。
こちらは「15入り」ということで、不漁といわれる今年のさんまの中でも小さい方かもしれません。
通常の感覚でいうと、しっかり焼き色が付いていますが、高はしさんの基準でいうと火入れは浅めといって良いと思います。
脂がそれほどないからなのかもしれません。
今年のさんま不漁は、回遊ルートが変わって日本の近海に寄り付かなくなったことが原因のようですね。
びっくりするくらい遠くまで獲りに行かなくてはならなくて、量が獲れないうえに、燃料代の分高くなってしまうという。
「今年はたまたま」だといいのですけどねえ。
「肝を美味しく食べさせる」のが高はしさんのさんま。
とはいえ、肝を見ると脂のないのが如実に分かりますねえ。
ただその分味の濃いところをストレートに感じることができます。
今年はさんま塩焼きをいただけないかとも思っていたので、高はしさんでいただけたのは願ったり叶ったりでした。
次はまた来年かな、と思いながらごちそう様でした!