人と待ち合わせして高はしさんへ。
土曜日とはいえすごい行列。
思えば移転前の駆け込みはこの日から勢いを増したようでしたね。
結局1時間待って店内へ。
8時半頃でしたが、なんとこの時点で煮魚はすべて完売。
というわけで予定を変更して注文しました。
穴子やわらか煮(1500円)。
ササッと出てくるこちらをちびちび摘まみながら、お料理を待ちます。
どれもトロットロながら、頭側から尾までそれぞれの部位に多少違いがあるのですよね。
「ここ、身に脂が乗ってるところだから」
「尾は脂が少ない分、身の味が出てるかも」
おせっかいをふんだんに振りまいて相手に勧めながら食べました。
刺身盛り合わせ。
ちょっと豪華めに盛り付けてくださっているかもしれません。
内容はまぐろ赤身、中トロ、トリ貝、ほたて、平政、ずわいがに棒肉。
ほたては甘み、トリ貝は塩気と身の旨み。
どちらも舌への絡みが艶めかしいです。
まぐろはインドだったと思います。
見た目よりしっかり脂の乗った中トロもよかったですが、鉄っぽい香りと旨みの強い赤身が秀逸でした。
平政はシャキッと角の立った食感。
出始めの鰤くらいのほどよい脂乗りもよかったです。
煮魚がなかったので、代わりといってはなんですが「日本一高い」と名高い新さんま塩焼(2500円)を。
今年のさんまは、数も獲れるがモノもいい、ということでいいサイズですねえ。
目を見て…、
いただきます!
「この焼き方はね、内側の肝をいかに美味しく食べさせるかを追求して行き着いたところで…云々」
と聞きかじった話を上手いこと説明しつつ。
この日は特に丸々太った肝が甘~くて美味しかったです。
〆にお味噌汁を。
というわけで、並び時間から注文内容まで、予定とは違った感じになってしまいましたが、それでも安定の満足感でした。
最後に「これは兄でした!」と元気に挨拶しつつ、ごちそう様でした!