この日は天王洲アイルで用事があり、帰りは丁度お昼時だったので少し歩いて北品川へ。
北品川というエリアも何気に色々魅力的なお店が潜んでいますね。
ウナギストかつアナガーを自称する僕でありますが、今回はアナガーの方で。
お店は「天婦羅うえじま」。
穴子一本を贅沢に使った上天丼が売りです。
目の前を通る道路沿いにの川には屋形船なんかも並んでいて、いかにも「穴子の天婦羅が美味しそう」な雰囲気w
店構えはこんな感じ。
プンと揚げ物のいい香りが食欲をそそります。
引き寄せられるようにお店の中へ。
ちなみに、入ってすぐのところに段差があるのでご注意をw
一応注意を促す掲示もありますが、初訪と思われるお客さんはみなさんコケていました。
僕も例に漏れずw
店内は4人席3つに2人席2つでしょうか。
ほとんど埋まっていましたが相席ですぐに案内していただきました。
常にほぼ満席なのですが、なぜかお客さんが来るたびにちょうど入れ替わりや相席で足りたりして、待たされるお客さんはいませんでした。
回転のいいお店と言えそうです。
注文するとすぐにお茶と野沢菜が。
お茶は見ての通りの濃さ(薄さ?)です。
野沢菜は既製品かもしれませんが、辛子の効いたもの。
上天丼はやや時間がかかりますので、待ち時間にパクパクいただきました。
20分弱待ちまして登場した、上天丼(1300円)。
お決まりの蓋からはみ出させる演出付きですw
ワクワクしますねー。
ジャン。
種は穴子丸々一本に、海老、メゴチ、椎茸、しし唐、ヤングコーンです。
ご飯はもちろん少なめでw
ちなみに天丼を持ってきていただいた際にお願いしたら、野沢菜のお代わりをいただけました。
角度を変えて。
野菜からいただきました。
椎茸は厚みはありますがやや味気ない。
しし唐は甘みがあり、ヤングコーンもやや固めの食感が悪くなかったです。
続きましてメゴチを。
思ったより小振りで薄いもので、白身らしい上品なお味。
ちょっと分かりにくいですが海老の断面です。
身も弾力があり、風味も濃厚でした。
穴子よりむしろこちらを売りにしてもいい感じでしたよー。
お味噌汁はあさり。
大き目のあさりが三つ入っていました。
家庭的なお味ですが、丁寧な手作りのものでした。
そして分かりにくいですが穴子です。
確かに丸々一本使われているのですが、身に厚みや脂の乗りはそれほど感じられませんでした。
聞くところによると、穴子の旬は夏ですが、脂が乗らず身が締まっているのがいいとされるのだそうで。
そういう意味で旬に近づいてきた穴子なのかもしれませんね。
特に尻尾の辺りはカリッとしていました。
全体にタレは甘みが控えられていて、かなり醤油に近いもの。
ご飯もしっかり固めの炊き加減で、タレがかかってもふやけることなく一粒一粒が分離してパラパラになる感じでした。
衣は薄く種が透けて見えるくらいで、そのおかげか具が豊富な割りに食べやすかったように思います。
ご飯の上にタレをかけて、その上に天ぷらを乗せて、さらに上からタレをかけているよう。
一度天ぷらを浸けるスタイルではなさそうです。
近所のサラリーマンぽい常連さん方は生姜焼きなどの定食メニューを注文されていて、そちらは提供が速かったです。
僕と相席した方が注文された「豚キムチ」が山盛りで非常に気になりましたw
ご飯を大盛りにしたくせに、豚キムチを微妙に残して帰っていったので食べてやろうかと思いましたよw
お会計はご飯少な目ということで1270円にしてくれました。
ご飯少な目やお漬物お代わりのようなわがままを聞いてくれるところが良心的なお店です。
相席が苦手な方は厳しいかもしれませんが、お店の雰囲気からは想像できない接客の優しさでした。