ヨロイヅカの後母とは別れて僕はさらにひと旅することに。
流れ流れて辿り着いたのは西荻窪。
いやいや我ながらなかなか流れましたw
駅からさらに10分強歩いた上に雨に降られるという災難。
逃げ込むように店内へ。
言わずと知れた人気パティスリー。
某グルメ口コミサイトの東京ケーキ屋さんランキングナンバー1に輝くほどの実力。
特徴ある形状のモンブランも評価が高いです。
店内は写真撮影禁止、と書かれていますが、購入したケーキの撮影は問題ないそうです。
あまりにも有名な、そのモンブラン(520円)がこちら。
今まで写真で見ていた印象は、西洋の彫刻のような繊細な曲線美のイメージだったのですが、実物は意外に無骨で力強い姿です。
どの角度から見ても少しいびつ。
たまたま出来の悪いのに当たったのかな?w
断面図です。
一番外側は洋栗のマロンペースト、比較的薄めに「塗られている」という感じ。
内部には乳脂肪分をしっかり感じるもさっぱりしたクリームシャンティが大量に。
そしてその下には和栗のペースト。
ベースはアーモンドのメレンゲです。
せっかくなのでもう少し食べ進めてもう一枚w
洋栗のペーストはお酒の風味はほのかで、その分甘さを感じます。
舌触りは滑らかで、クリームシャンティとよく溶け合います。
クリームシャンティはギュッと押し固められいるのではないかというほど大量に詰まっています。
タイミングの問題かもしれませんが、若干中心に近い部分は凍っていたのが残念でした。
和栗のペーストは無駄な甘さを抑えて栗の風味をドンッと香らせます。
洋栗と和栗の両使いは賛否両論ありますが、まあ確かにそれぞれは美味しいものの、相乗効果みたいなものはあまり感じませんでした。
クリームシャンティは洋栗のペーストに合っているタイプな気がしたので、個人的には洋栗のモンブランに和栗のペーストを入れてみました、的な印象でした。
まあ、一つのケーキ屋さんで洋栗と和栗と二つモンブランを作られると食べ比べるのにお金がかかるので、ありがたいという気持ちは非常に強いですw
それぞれのペーストがそれぞれに美味しいのも間違いないのでそこは誤解なく。
と、食べ進めていると栗の姿が。
ギリギリ画になる写真が撮れたでしょうか・・・まあまあ綺麗に食べていてよかった・・・。
栗はただの茹で栗が半個。
コリッとかなり固めの食感なのは中心部が凍っていた影響もあるかもしれません。
小さい頃から食べ慣れた茹で栗の懐かしい味で、ちょっと意表を突かれました。
外側のペーストに割りと甘みがありましたし、これはいいです。
ネットの口コミなんかを見ていると「クリームシャンティが多すぎる」みたいな意見が多かったですが、個人的には甘さの強い洋栗のペーストを食べ進めるにはむしろちょっと足りないくらいに感じました。
まあクリームシャンティが凍っていたので通常よりさっぱり食べられたのかもしれません。
ベースのメレンゲは程よく厚みがあり、シャクッとした食感も固すぎず。
食べやすい厚み、食べやすい固さに作られている印象でした。
食べているとサービスでお店で販売されているクッキーをいただけました。
チョコレートのクッキーということでしたが、一口食べてビックリ。
かなり甘さ控えめでカカオが香り、塩気がかなり効いた大人の味わいです。
いやいやしかも二枚もいただけるとは。
一枚はこっそり紙に包んで持って帰ってお土産にしましたw
他のケーキも美味しそうでしたし、お客さんもひっきりなしでした。
ナンバー1パティスリーというのは本当なのでしょうねー。
他のケーキもまた食べてみたいな。
ちょっと遠いけど。