やっぱり何となく築地方面へ歩いていると、前日お仕事で土曜築地を満喫できなかったAさんが日曜築地でリベンジしているとのつぶやきが!
僕も足の回転がついつい速くなります。
お店は決めてありましたが、築地に到着したら一応場外全体を一周。
大体想定の範囲内の営業状態だったので、もともと決めてあった河岸頭へ。
3連休の中日の日曜日は営業されるらしいのですよね。
店内にはなべひろさんご夫妻に勇者Tと日曜ながら盤石の体制。
Aさんはペロッと場外丼を平らげて既にお店を後にされたようです。
こちらはTさんからお裾分けいただいたマグロ頭肉を煮たもの。
ほろっと崩れる焼豚みたいです。
Tさんのお許しを得てカウンターで並んで座らせていただいたので、ご主人の橋本さんとの軽妙な掛け合いも楽しませていただきましたよ。
前から後ろから飛び交ういじりを巧みに切り返していくお姿、さすがでした。
お茶をいただく際に「Tさんのお友達なんですか?」と聞かれましたが、「お友達」なんてめっそうもないです!
子分です、子分(笑)。
刺し盛り。
お、おおお・・・!
奥は鰹。
酸味がしっかりありますが赤身の中に脂もたっぷり忍んでいるので意外と後味はマイルド。
ふわふわです。
手前は黒むつ。
尾に近い部分のようで、コリコリした食感。
でもこの部位からでさえ脂が噴き出します。
炙った皮目がまたたまらんです。
続いてこちらは赤むつ。
炙ることで身から離れた脂が潤滑油となってさらりと舌の上をすべるようにとろけます。
こちらも塩を振って炙り。
塩焼きと刺身のいいとこ取りですね。
赤と黒の食べ比べなんてなかなかできないので幸運ですね。
さすが河岸頭!
奥は小肌。
比較的しっかり〆てあってすっきりした酢の風味でお口がリセット。
ウニ。
こちらも安定のクオリティ。
しっかりとした舌触りのあるところからクリーミーに溶けていくまで、「ちゃんと」変化があります。
鯵。
イメージよりは「全体が脂!」という感じではなく、コリコリの食感を噛みしめるとジュワッと脂が滲み出てくる感じ。
鯵が2枚かと思ったら下に敷かれているのは〆鯖でした。
こちらも〆加減はしっかりめ。
サーモン。
とろけますねえ。
カマス。
ザラリとした皮目が炙られて印象的な触感に。
サンマとカマスの一つな大きな違いは皮目にあるとも言えるかもしれません。
こちらもしっかり脂が乗っていますが、カマスの脂って穏やかですよね。
ちなみに左に見切れ気味のアオリイカ。
悶絶もののとろけようでした。
お!この色は!
さすがTさんも気になったようで橋本さんに「今日のマグロは何ですか?」と伺ったところ、やっぱり「インドマグロです。」でした。
高はしよりもじっくり寝かせてある感じ?
食感はねっとり濃密ながらもややソフト、酸味は少なく獣のような力強い味わいの片鱗は漂わせつつまろやかにいただけます。
中トロは綺麗なピンクでサシの入り方も見事。
しかし見た目とは裏腹に、口に入れてもまだ融け始めません。
サクッサクッと軽快な食感を楽しみながらジュジュッと吹き出すような脂に驚いているとみるみるうちに小さく、そして消えていきます。
さすがに脂は甘みが感じられますね。
いやあ、やっぱり河岸頭のお刺身はすごい!
「刺し盛り」の中で、こんなにもシンプルにこんなにも個性を爆発させることができるなんて!
そしてこの日は河岸頭のカウンターで橋本さんの目の前、後ろにはなべひろさんご夫妻、おまけに隣に勇者T、なんとも緊張感のある空間でした・・・(笑)。
人見知りな性格ゆえ、知っている人としか上手く絡めなかったのが残念(苦笑)。
またよろしくお願いします!
日曜日も行ってよかったー。
ターレットラテ(アイス)(560円)。
やっぱり寄ったターレットコーヒーにはやっぱりなべひろさんご夫妻が(笑)。
この日は浴衣をお召しでとっても素敵でしたー。
浴衣でコーヒーなんてのもオツ。
今年は冷たいドリンクも飲むようになりました。
ではでは帰りましょうか。