築地のコーヒー屋さんに向かいましたが、祝日は正午からの営業でした。
仕方がないのでランチをいただきにてくてくと五反田へ向かいます。
やってきたのはビストロ・メランジェ。
田町でお世話になったフレンチレストランminobiで働かれていた2人のKさんが独立されたこちらのお店、この9月でオープン1周年を迎えました。
正月以来の訪問なので半年以上空いてしまいましたか・・・(^_^;)
エルダーフラワーシロップのソーダ割り。
minobiの頃より少し増えた気がするメニューに頭を悩ませます。
新しいのも食べたいし・・・懐かしいのも食べたいし・・・
まずはとうもろこしのスープ。
甘い香りとミルキーなコク。
ちなみに「グリーンピースのスープです」という冗談とともに提供されましたが、プロのそういう冗談はどっちか分からないです(笑)。
自家製ハムとアトリエノマドの新鮮野菜サラダ。
長野県の契約農家から届いた新鮮な野菜、紅が入って鮮やかなサラダです。
自家製のロースハム。
しっとりした食感、脂が味濃いです。
マスタードも定番ですけど、とてもよく合いますね。
オマール海老のコンソメゼリー 生うにとカリフラワーのムース。
これはminobiの頃からのスペシャリテ。
カリフラワーのムースの上にたっぷりの生うにとオクラも乗っていたかな?
仕上げにオマール香るコンソメのゼリー。
ああ、こんなに美味しかっただろうか・・・!
甘みの強いオマールの出汁にねっとり融けたうには舌に絡まる濃厚な海の旨み。
そこへ白いカリフラワーの青っぽさが映えます。
「そんなに美味しいものばっかり食べてたら、感動が薄まってきてつまらないんじゃない?」
と言われることがよくあって、思い当たる節もあるので永遠の課題だと思っていたのですけど。
(少しかもしれませんが)味が分かるようになったからこそ、この料理の素晴らしさに身震いできるようになったような気がしました。
まだまだ楽しみはたくさんです♪
秋刀魚のグリル 肝のソース。
この日は何が食べたいか聞かれてなかなか決まらなかったのですけど、秋刀魚だけは即答でお願いしてありました。
おろした魚を使うときは、水分や脂が落ちすぎないように巻き込むのだとか。
そういえば似たようなことをするお店があったような(^^)
皮目はチャリチャリ、程よく脂が乗っています。
鮮烈な苦みの肝のソース。
秋刀魚といったらやっぱり肝を活かさなくてはね!
群馬県産せせらぎポークの厚切りロースト 大葉のソース。
色々食べたので小さめのポーションで出してくださりました。
脂もそこそこあってジューシー。
「厚切りロースト」のメニュー名に恥じない厚切り具合、ビジュアルばっちりです。
ゴリゴリの厚切りですが、ほんのりピンク色の可愛らしいローストポーク。
ふわりとやわらかくじゅわりとジューシー。
ソースは酸味の出たもので、大葉の香りと合わせてしそドレにも似た雰囲気。
バジルと違い大葉は過熱しても香りが立ちにくいので、仕上げに上から散らしているそうです。
とても香りよかったです。
デザートは迷わずロールケーキ。
こちらもminobi自体からのスペシャリテです。
設備が変わると何かと勝手が違うそうで、店で出せるものになるまで時間がかかったそうで、久々々の再会です。
以前と同じクレームエペスを使えなかったそうで、ミルキー一直線だったクリームはほんのりヨーグルトにも似た爽やかな発酵風味をまといます。
まあ当時もヨーグルトのアイスと合わせていたりしましたから、印象としては似たような感じかも。
生地に関しては、「全く変わらない」というよりはminobi時代のいいところをデフォルメしたような。
良さがよりはっきりと良くなっています。
ふんわりしっとりなめらか、卵の風味。
ジェラートは柚子の香り。
柑橘は甘みと酸味に加え苦みがびびっと効くと他の味と馴染みよくなる気がします。
食後はハーブティー。
連休中の、ビジネス街といってもいいような立地だったのではじめお客さんの出足が緩やかで、Kさんたちとまあまあお話もできました。
次第にお客さんが増え始めてきたのでササッと帰りましょ。
大満足のランチでした。
ありがとうございました!
次は間を空けずにまた来たいと思います。