5月14日(土)、「ラストイヤー」というマジックワードの効果が絶大なのか、「築地を案内して」がたまたま続いた結果1か月近く高はしさんから足が遠ざかっていました。
この日は誰に頼まれても絶対断って高はしさんへ行く!と決めていましたが、木曜の夜になってぜひ案内したい方から連絡が・・・
うーむ"(-""-)"
「高はしさんにだけは行かせてください(;´Д`)その後なら案内できます(;´Д`)」
とわがままを言って、朝イチはひとりで高はしさんにやってまいりました(苦笑)。
せめてもの罪ほろぼし(?)で、気合いを入れて先頭に並びました。
ニュージーランド産生インドマグロ2種盛り、ほたて刺し。
本まぐろがこざっぱりと軽い印象になるこれからの季節、逆に南半球のまぐろが良くなるのですよねえ。
インドマグロの黒々とした赤身なんか特に好みなのですよねえ。
ちょっと水色が差した感じの赤身。
時期の問題か、個体差か、「黒々」という感じではありませんが、神秘的な輝きを放っています。
酸味が出て爽やかな香りですが、奥の方に眠る旨みも確かに感じます。
ベストではありませんが、インドマグロの魅力を改めて思い出すことのできる赤身でした。
こちらは中トロ、写真では上手く色が出ていませんが、オレンジが入った独特の色合いをしています。
脂がしっかりあるのでマイルドではありますが、甘みよりは旨みとかミネラル系の味の濃さを感じる味わいでした。
今回は中トロの方がいい印象が残りましたねえ。
ほたて刺し、ちゅるるんと柔さとちょっと歯応え。
濃厚な甘みと独特の香り。
ひらまさかま煮付け(2000円)。
その美味しさにも係らず注文するのが躊躇われるほどのボリュームで有名な「ぶりかま」のことがありますので、念のため3代目にボリューム感を確認して注文しました。
ぶりかまよりは控えめです!
塩焼きと煮付けから選ぶことができましたが、二転三転あって煮付けになりました。
ぶりかまと同じくシモの部分も付いています。
縮んで撚れた皮目も、厚みがあって魅力的ですねえ。
ぶりかまよりは控えめですが、普通に考えたらボリューミー。
でもやっぱりこの手のメニューは大きい方がモノがいいですもんね。
ぶりよりは軽いものの脂は結構しっかり。
脂の質というか、脂の入り方というか、やっぱりぶりとは別物。
しっとりと身と脂が馴染んで、旨みが伸びよく主張します。
印象としては鱸なんかにも近いかもしれません。
ひらまさって「ぶりの軽い版」くらいの位置付けで考えていましたが、今回はひらまさの美味しさをはっきりと感じることが出来た気がします。
刺身よりも違いが出やすいのかもしれませんね。
久しぶりの高はしさん、半ば無理矢理でも来られて本当によかったです。
季節の変化で魚もどんどん変わっていきますから、これからも出来るだけ間を空けずに伺わなくてはと思います。
ごちそうさまでした!
さ!待ち合わせ待ち合わせ!