続いては最近金曜の定番、高はしさんへ。
前週から始まった「あゆ塩焼き」はしばらく続くかと思っていたのですが、この日はメニューにありませんでした。
あるときに食べておいてよかったな。
とはいえこの日のメニューを見て、面白い注文を思い付いておりました。
3代目にお願いしてOKをいただき、いざ注文。
こっそり、ずーっと以前から思い描いていた「念願」が叶いました。
本鮪・インドマグロ(中トロ・赤身)盛り合わせ。
本まぐろの他に、インド、キハダ、メバチ…と各種まぐろをお店でいただく機会はありますが、2種食べ比べをできる機会って案外少ないのですよね。
今回は最近の定番インドマグロの他に、本天然生鮪も入荷があったそうでありがたく2種盛りにありつけた次第。
特に表記がなかったので、インドマグロの方は冷凍物なのかもしれません。
まずはインド赤身。
サクッとシャープな歯切れ、酸味は少なく幅と深みのある旨みが印象的。
続いてインド中トロ。
ミルキーでコクのある脂、こちらも甘みよりは旨みを強く感じます。
本鮪赤身。
夏のまぐろらしく、とてもさっぱりした味。
逆に「物足りない」と感じる方もいそうな爽やかさ。
まぐろは、「冬は脂、夏は香り」の魚だということがよく分かる赤身でした。
最後に本鮪中トロ。
ジュッと融ける脂は甘く、後に酸味が香る爽やかな中トロ。
両極端を猛スピードで駆け抜けるような夏のまぐろでした。
というわけで、まぐろを満喫、大満足の朝でした。
どうしても「生まぐろ」とか「本まぐろ」至上主義みたいなものってありますけど、個人的にはインドマグロもかなり満足感がありました。
玄人の方に言わせたら、この日の本まぐろのような爽やかなのが本物の夏のまぐろということになるのかもしれませんが、
そこまで深く考えずそれぞれに感じる「美味しいまぐろ」ということでしたら、この日のインドマグロのようなまぐろも「素晴らしいまぐろ」と言っていいのだと思います。
いい経験ができました。