10月23日(日)、以前から気にしていたお店でモンブランが出始めたようなので、満を持して初訪問してみることに。
というわけでやってきたのは東銀座。
リールギンザ。
2015年10月オープンのカフェで、春日部の人気パティスリー「オークウッド」の横田シェフが監修したデザートがいただけるお店です。
場所は松屋銀座から築地方面へちょっと歩いたところで、お店は2階にあるのでちょっと気が付きにくいですが、階段下に出されたメニューに注意していればみつけられると思います。
カウンターとテーブル合わせて20席ほどだそうですが、日曜のランチタイムのこの日はテーブルはほとんど埋まっていました。
席に着くと簡単にメニューを説明してくださいます。
写真でテーブルに並べられているのは紅茶のサンプル。
こだわりのちょっと珍しい紅茶を揃えられているようでした。
説明の中で気になった金木犀の香りの紅茶をお願いしてみました。
白に統一された清潔感のある食器に、ちょっと緊張感。
紅茶は油断していると「金木犀の香り」であることを忘れてしまう程度。
意識すると花の香りがありますが、金木犀自体かなりはっきりそれと分かる香りなだけにちょっと物足りなく感じました。
紅茶としては渋みが少なく飲みやすい紅茶でした。
単品だと1300円ですが、ドリンクとデザートセット(2100円)でお願いしてあります。
価格は「銀座価格」のつもりで訪問するのが良いと思います。
マロンペーストは茨城県産和栗使用でカスタードクリーム系のまろやかな味わい、ぽってりとした食感。
栗は食感以外あまり主張せず、何となくまろやかな甘みという感じ。
トップにはシロップ漬けのイタリア産栗だそうです。
やわらか。
ベースには卵黄とバニラがたっぷりのバニラアイス。
だるま落としの土台みたいな形状。
ぶち抜いて遊ばれないようにチョコレートソースと胡桃、栗で囲まれています。
マロンペーストの中は無糖のシャンティ。
栗の香りが立っているパーツが少ないので、シャンティとの対比で浮き上がってくるのはカスタード系の甘みやソースのチョコレート、アイスのバニラといった辺りで「モンブラン」としては弱いかな。
ベースのアイスは家庭で作るバニラアイスをブラッシュアップさせた感じのまろーんとした(「栗っぽい」という意味ではない)甘みがとにかく印象に残ります。
分量が結構多いので、口が冷えて全体の香りどころでなくなった感もありました。
食べやすくて、甘みが日本人好みの味だったと思います。
「モンブラン」を期待するとちょっと物足りなく感じますが休日午後の銀座のティータイムにはちょうどいいかもしれません。
ごちそうさまでした。