4月23日(火)、この日は仕事帰りに寄り道。
夜のお銀座に繰り出します。
やってきたのは銀座三越2階にある「ラデュレ・サロン・ド・テ」。
待たずに入ることができましたが、平日夕方ながらほぼ満席の賑わいぶり。
海外からのお客さんが多かったように思います。
銀座四丁目の交差点を見下ろす絶好の位置取り。
近年、銀座も大分カジュアルになったと言われますが、こうしてきらびやかな時間に行き交う方々をお見受けするや、誰を待つやら銀座の街角、にやにやそわそわ何とやらなメロディーが陽気に聴こえてくる気がいたします。
この日のお目当ては17時以降限定だというこのパフェ。
ル・パルフェ・エレガンス・フレーズ・ヴァニーユ、という大仰な名前が付いていましたが、メニューを指差して「このパフェを!」と注文しました。
要するに、苺とバニラの雅なパフェ、といったところ。
店員さんが意外にフレンドリーで、「苺づくしです!」と目をキラキラさせて教えてくださいました。
苺の果実、ジュレ、シャンティ、ソルベ、その他プレーンのシャンティ、バニラのアイス。
言われた通り苺づくしで、シャンティやバニラのアイスは箸休めに感じるほど。
ソルベは酸味が出ていて、パフェの中でも立った要素になっていました。
中盤一旦ミルクに寄せてきますが、底のジュレでしっかりよすがは苺にまとめます。
シャンティのモリモリっぷりが、いい意味でエレガンスではなくて一番インパクトが強かったです。
繊細さには欠けますが、見た目のかわいらしさと食べ応えでいうと、かなり満足感のあるパフェだったと思います。
紅茶は注文したものが茶葉切れだったので、フレーバードティーから「ヴァニーユ」にしてみました。
しっかりヴァニーユを感じることができましたが、パフェのヴァニーユと被ってしまったのはウッカリでした。
せっかくなのでもう一品、ミルフィーユも。
華美にせず、シンプルな造りに好感がもてます。
見た目以上にビターなフィユタージュ。
ガッツリ甘いクレーム・パティシエールと広めの幅を取って両極から引っ張り合う厚みのある味わいです。
とても銀座。
昼には色を失って有象無象にうごめいて見えていたものが、夜になると光になって魅力的な景色になるあまのじゃく感が、「大人の時間」然としていて、なんだか圧倒されました。
ごちそう様でした!