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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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荻窪の「吉田カレー」で伊場カレー(上)(鹿児島県産黒毛和牛A5スネ挽肉と黒豚のキーマ)。

1月22日(日)、翌日曜日も朝から荻窪・吉田カレーさんへ。
 
前日とは違うメイン食材をいただけるということで、2日続けて訪問させていただきました。
 
この日はカウンター席に座ることができたので、伊場さんの一挙手一投足を凝視して提供されるのを待ちます。
 
ほどなくして完成。
 
伊場カレー(上)(2500円)(辛口)(ごはん無し)。
辛さは前日「MIX」にしたのでこの日は甘口か辛口で迷いましたが、
「牛には辛口が合うから、辛いのが大丈夫なら辛口を」
とアドバイスいただいて、辛口に。
 
前日よりちょっとルーが"赤い"気がします。
 
水菜もやや盛りが良くなったようです。
 
その他アチャール、鰹節は前日と同じく。
 
こちらも前日も乗っていた"うわみすじ"なのかな。
 
ドロリ濃厚な脂、ネットリととろけるコラーゲン質、バラリばらける身。
 
アチャールも前日よりやや冷静に味わいつついただきます。
 
ジャキジャキと歯応えのいい大根は"たくあん"を思わせる食感。
にんにくをしっかり香らせて、やっぱり時折パクチーのようにエスニックが香るコリアンダー。
 
豚は「盛り合わせ」とメニュー表記がありましたが、脂が入ってほろっとほぐれるところが多かった印象。
 
鰹節の旨みと香りと、鋭く交差します。
 
ふう。
 
満を持してこの日のメイン食材へ。
 
鹿児島県産黒毛和牛A5スネ挽肉と黒豚のキーマ。
「キーマ」といっても、かなりあっさりした仕上がり。
 
味付けとかスパイスとかいった小技よりも、
口の中でぽろぽろとほぐれたそぼろ一粒一粒から香りよい脂が融け出して口いっぱい広がっていきます。
 
シンプルで深い、あっさりして複雑な肉の味、肉の味。
 
ルーはやっぱり辛口、MIXよりも逃げ場のない辛さです。
 
ギンギンと舌を刺す辛さですが、その分アチャールや肉の脂が甘く感じられて癒されますね。
 
伊場さんと話しているとよく、
「僕は別に料理は上手くないんですよ」
ということをおっしゃるんですよね。
 
もちろんそれは謙遜ではあるわけですけど。
 
でも伊場さんのカレーを食べていると、
 
「このカレー美味しいでしょ!」
 
というより、
 
「この水菜美味しいでしょ!このお肉美味しいでしょ!」
 
と食材の魅力を純粋に味わってもらおうという意志みたいなものを感じるのですよね。
 
そのための「食材選び」はもちろん、食材に負担をかけない「調理法」のこだわりや探究心こそが、
伊場さんの「才能」であるのだと僕は思うのですけど。
 
さらに言うと、
今回のイベントはお客さんが集まりすぎて伊場さんも余裕がなさそうでしたが、
本来は伊場さんが嬉々として使っている食材の素晴らしさを語ってくださるのが伊場カレー最大のスパイスだと思っています(笑)。
 
全ての食材を説明できる。
 
説明できない食材は使わない。
 
それに「こだわっている」というほどの気負いも見せず、そういう作り方を伊場さんは淡々と当たり前に行っているように見えます。
 
水菜も大根も、鰹節も肉もルーも、感じた全ての食材が美味しかったです!
次は鹿児島で?お会いできるのを楽しみに、楽しみに、楽しみにしています!
 
僕は2日間しか伺えませんでしたが、この次の日まで3日間お疲れさまでした。
ごちそうさまでした!

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