3月12日(日)、この日も日曜恒例のグリル佐久良さんへ。
今週は、おひとり別のお店でお楽しみでしたので、3人揃い踏みとはならず。
今回はテーブル席に案内されました。
他の方がウンウン言いながらメニューとにらめっこするのを横目に、僕は決めてあった注文をササッとお願いします。
とはいっても、料理が出てきたのは安定の1番最後でしたね。
豚一口ヒレカツ(2100円)。
帆立フライのようなサイズ・形のヒレカツが4つ、それぞれ半分にカットされて登場。
キャベツが春キャベツになっているような気がしますね。
このメニューをいただくのは初めて。
でもカツサンドや、ミックスフライで、佐久良さんのヒレカツ自体はいただいたことがあります。
それも頗る印象がよかったので、こちらをいただくのもとても楽しみにしていました。
魚介系のフライにはタルタルが付きますが、トンカツには辛子。
辛子とくれば醤油が欲しくなるところでしたが、卓上にソースしかなかったように思います。
断面を見ると、中までしっかり火は入っていそうですが、全体にほのかなピンクを帯びています。
衣も「密着している」というわけではありませんが、剥がれることなく、絶妙な厚みで絶妙な油切れですね。
ワッシワシと噛みしめていただこうと気合いを入れて一噛み。
すると予想に反して、スッと噛み切れる柔らかさでちょっとビックリして「んぉー」と呻いてしまいました。
そして佐久良さんのヒレカツは、豚の味がとても濃いのですよね。
使っている豚も良いモノなのか、やっぱり火入れの妙なのか。
ちょっと分かりかねるのですけど、一流トンカツ店のこだわりの銘柄豚にも引けを取らない肉自体の味の濃さが印象的なのです。
いつも通り何も付けずに食べ進めていたところ、お母さんが「ソースも使ってね」と輝くスマイル。
「はーい!」と素直にソースも試しました。
豚の味はちょっと弱まりますが、下味の塩気がキリッと引き立ってまた違った味わいになったように思います。
「美味しい美味しい」と繰り返し口にしながら、食べ進めること7切れ。
豚一口ヒレカツも、ついに最後の一口ヒレカツとなってしまいました。
他のフライメニューとの違いとして、ヒレカツは冷めるとまた違った魅力で美味しくなってくる1品だったようにも思います。
ちょっと身が締まって、甘みが抑えられていく感じですね。
というわけで、予想通り、いや予想以上に大変美味しくいただきました。
この日も話題に挙がりましたが、佐久良さんのメニューって「1回食べれば大丈夫」というものが1つもないのですよね。
豚一口ヒレカツももちろん、また定期的に食べたくなること請け合いの絶品料理でした。
ごちそうさまでした!