2016年春に開業した新宿駅直結の商業施設NEWoMan(ニュウマン)。
「新宿NEWoManの周りはパン屋が充実してるよ!」
「おすすめを教えて!」
などと言われていたことを思い出して、クロワッサンを食べ比べてみることに。
こうして並べると各店のイメージカラーが信号機を思わせますね。
早くも見た目の時点で1つは完全に"赤信号"ですが・・・
SAWAMURA。
軽井沢に本店のあるベーカリー、都内だと広尾に進出しています。
NEWoManでは大箱のカフェレストラン業態。
朝7時から朝の4時まで営業しているそうで、商業施設の中でもオープン当初からの目玉のひとつだったようです。
これは・・・。
日本でなぜか結構見かける勘違いクロワッサン、完全に焦げています。
言うなれば"黒ワッサン"、こういう趣旨でなければお金をもらっても食べなかったな。
「中心温度との兼ね合いで表面は焦げるのは仕方なかった・・・」という言い訳も考えられるので念のため食べましたが、
食感も味もスカスカ。
見るからに赤信号だったので、やはり止まらなければいけませんでした。
ル・パン・ドゥ・ジョエル・ロブション。
言わずと知れた、泣く子も黙る、フレンチの巨匠ジョエル・ロブション。
ヒカリエに続くパン専門店です。
こちらは8時オープン。
カフェが併設されていますが、フードメニューは簡単なタルティーヌくらいかと。
基本はドリンクと一緒にパンをイートインするコーナーのようです。
写真だとこちらも焼き色が着きすぎのようにも見えるかもしれませんが、実物は"ややよく焼き"くらいでした。
食べてみると強烈なバターの香りですが、一方小麦粉の味は感じられずバランスは良くないです。
さらに言うと、口に残るバターの後味が不快な感じ。
使っているバターの酸化が進んでいたのではないかと邪推してしまうレベルでいただけなかったです。
ゴントラン・シェリエ。
渋谷に日本初出店して以来、材料の質を落としながらも順調に店舗数を増やしていますね。
こちらは7時半オープン。
お店の2階にイートインスペースがあります。
焼き色はかなりバラつきがあって、もっとよく焼きのものも並んでいましたが、黄金色に1番近かったこちらを選びました。
食べてみると、火入れはやや浅めな印象で、バターと小麦粉の味はほどほど。
とはいえ味のバランスは取れていて、クロワッサンの味でした。
どのお店も朝からレジには列ができていて、外国のお客さんが多かったのが印象に残りました。
これが日本の美味しいパンだと思われてしまうのが残念でなりません。
日本のクロワッサンの焼き目を強くする風潮は何なのでしょうね。
湿度が高い中で表面をパリパリにしようとするとそうなるのでしょうか?
ちゃんとしているお店のあるのでそんな言い訳も通用しないとは思いますが・・・
そもそも味が良くないのは歴然としているので、レシピを決める人が味見をしていないのだろうなという気がします。
「ちゃんと味見してるし!」
と仰るお店があるとすれば、その方がより問題は深刻ですしね。
このところ、パンは好きなお店でだけ買っていて「食べ歩き」めいたことからはすっかり足を洗っていましたが、
もっとよく洗おうという気持ちになりました。
保守的に、最近流行りの言葉で言うと"美味しいものファース"トでいきましょう。
というわけで、新宿NEWoMan周辺はパン屋さんが充実?おすすめのクロワッサンはどれだ!でした。