パリの人気パティスリー「アルノー・ラエール」が日本に初出店したということで、築地から広尾へ移動。
お店は広尾の商店街を抜けたところにあって、人気イタリアンの「ボッテガ」と人気フレンチの「オード」の間くらい。
スペシャリテだというトゥールーズ・ロートレック(750円)。
有名画家の名前を冠したショコラ尽くしの1品は、ショコラティエとしても有名なアルノー・ラエールさんの魅力を堪能できる造りになっているよう。
有名画家の名前を冠したショコラ尽くしの1品は、ショコラティエとしても有名なアルノー・ラエールさんの魅力を堪能できる造りになっているよう。
グラサージュはちょっと華美に過ぎるというか品がなくてあまり良い味とは思えず、
土台のチョコレートの生地と、中のクリームは味気なくてイマイチ。
ただ他のパーツを補うように、メインのムースショコラはなかなかに香りの良いものでした。
フレジエ(650円)。
季節物ですし、最近他店でもいただいていたので比較をしやすいかと思いまして。
ダマンドの生地、ムースリーヌ、苺に加え、イタリアンメレンゲが効果的に使われています。
ムースリーヌは、バターッ気が強く出たもの。
重いといえば重いのですが、バター美味いですねコレ。
バターが強いので苺も効果的に決まりそうですが、これはちょっと香りが弱めで残念。
アーモンドの生地は比較的目の詰まったものでずっしりくるところへ、イタリアンメレンゲのしっかりめの甘さが刮目させてくれる感じ。
パーツ、パーツでいうと悪くない部分もありましたが、全体的にキレがないのでハッとするような魅力には欠けていたかと。
パヴェ・ド・モンマルトル(600円)。
こちらも焼菓子のスペシャリテだそう。
パヴェというのは石畳とかの意味だったかと思いますが、日本限定の食べやすいサイズのことのようです。
ローマジパンをマジパンで包んで焼き上げたもの。
アルノーのAかな?
ローマジパンがぎっしり詰まっているので、かなり重みがあります。
しっとり口どけるローマジパンと、外のガワはシャリシャリした独特の食感。
ただ、アーモンドの香りが弱くて甘さ中心な味の構成になっているからか、何故かあんこのお菓子を食べているような印象だったのですよね。
そう感じ始めたら「栗饅頭」のようなお菓子に思えてきたりして…。
ロートレックのムースと、フレジエのムースリーヌは結構好みだったので、少し期待感が残りました。
幸い近くまで行くことはありそうな立地なので、またお邪魔することもあるかもしれません。