朝イチからちょっと落ち着くところのないくらいの混みっぷりでしたが、場外でコーヒーを飲んだりした後もう一度恐る恐る場内に戻ると、お昼は普段に近いくらいの落ち着きになっていました。
そして高はしさんを覗くと、知ったみなさんがズラリとカウンターを埋めていたので思わず入店。
先ほどはどうもありがとうございました、とご挨拶すると、
「帆立とウニしか残っていませんけど大丈夫ですか?」
とのことでしたので、帆立をお願いしました。
帆立貝刺身(800円)。
朝の刺し盛りにも乗っていましたが個体差が結構あるのか、水分が少なめで締まった身質。
甘みより旨みのしっかりした帆立でした。
みなさんとゆっくりお話できました。
築地のいいところというか、食べ歩きのいいところというか、我ながらいい休日の過ごし方をできていると思うのは、たくさんの人と出会えていることと、出会った人と腰を据えてじっくりお話できていることなのですよね。
正直この日くらいから場内は常時年末年始のような混み方で、知り合いの方に会っても「今日もすごいですねえ」「どこも入れませんねえ」くらいの言葉で終わってしまいがちなのですけど、一言でも多くの言葉を交わせたらと心の中で思っておりますという私信のような形で〆の言葉とさせていただきます。