9月22日(土)、築地市場も残すところ2週間ということで、心行くまで満喫してやるぞ!
と意気込んでやってきたこの日、場内の人混みに心は折れて、とりあえずサッと入れそうだった愛養さんでコーヒーを。
このカップひとつをとってもそうなのですけど、愛養さんの個性というのは何か発出されているもの、というよりは、削ぎ落していった結果残ったもの、という感じ。
愛養さんはもともと豊洲では喫茶店営業をしない予定で、2年前に閉店予定でした。
ところがご存知の通り、移転が延期してしまったことで閉店も延びて、当時3人で営業されていた店主夫婦が引退されてもう一人のスタッフだったKさんが受け継ぐ形で営業されていたのですよね。
コーヒーがなくなりかける頃合いを見て、口直しのお茶。
これは後日気が付いて撮った写真なのですけど、
ガラス戸の右と左でフォントが違っているのですね。
もっと通えばよかった、などというのは月並みですが、僕みたいなほぼ一見みたいな人間が感傷に浸っている一方で、常連さん方が飄々とされていて愛養さん然と最後まで営業されている感じが「可愛くも格好いい」このお店らしいなあと惚れ惚れしておりました。
もう一度、伺うつもりがやはり段々と混み合ってしまったこともあってこれが最後になってしまいました。
ありがとうございました。