豊洲を離れて、気になるメニューのあったおやつのこぼくさんへ。
土曜日の開店直後の訪問でしたが、先客は4名ほど。
前のお客さんはみなさん持ち帰りだったようで、なんと貸切状態に。
おかげで店主さんと久しぶりに落ち着いてお話することができました。
珍しいこともあるものですね、とお声かけしたら、最近はこういうこともあるとのこと。
今回もあざとさ全開で注文してみました。
かわいい。
あんロール。
今回のお目当てはこちら。
コンビニの生どら焼きからインスパイアを受けたのだとか。
なるほど、そういう組み合わせですね。
ふんわりしっとり、卵の風味のする生地の中に、無糖で淡泊なこぼくさんお得意の絶品生クリーム。
さらに小豆の香りがふんだんに残るつぶあんがゴロッと。
こぼくさんのロールケーキは、生地と生クリームのベースの時点で完成度が高すぎるので、いついただいても大正解なのですが、今回の"餡子"は特に評判がよかったように思います。
苺のチーズタルト。
フロマージュブラン、ヨーグルト、マスカルポーネを同量ずつ使ったそうで、味わいとしてはヨーグルト寄り。
「ヨーグルトタルトってしてもいいんですけど、原価がすごくかかってるのに安っぽいかなと思って…」と店主さん。
確かに「チーズタルト」というとベイクドをイメージしてしまうので、レアチーズとかあるいはマスカルポーネタルトと呼んだ方が分かりやすくはあるかもしれません。
まあ「苺のチーズタルト」ってシンプルでかわいいですけどね。
苺の上にちょこんと乗せたコンフィチュール。
さわやかでコクのあるクリームに、甘酸っぱい苺の果汁が入り混じります。
鼻に抜ける苺の香りと、下に残る乳脂のコク。
ドリンクはカフェオレ。
コーヒー風味のホットミルクといった印象のやさしい味わいでした。
こぼくさんのお菓子はベースが美味しいので、どれも食べ始めから終わりまで「美味しいなあ、美味しいなあ」といただくことができるのですよね。
今回でいうとあんロールの生地、生クリーム、チーズタルトのチーズクリーム。
やさしく美味しいお菓子と、季節のものの組み合わせ。
またメニューの移り変わりを気にしつつ、伺いたいと思います。
ごちそう様でした!