学生時代に一心不乱にモンブランばかり食べていた"モンブ乱期"がありましたが、今では秋になってもレストランのコースのデザートで出されたものを食べるのがせいぜいくらいになりました。
僕も大人になりました。
そんな熱が冷めた中でも、おやつのこぼくさんのモンブランはシーズンに1度は食べておきたいなと思ってしまうのですよね。
ただ、こちらのモンブランファンが多いようで、この前週の平日に伺った際は開店時間過ぎくらいの訪問で売り切れ。
この日は開店時間より早く伺いましたが、行列のかなり後ろの方になって、席が空くまで結局正味3時間強待つことになりました。
かぼちゃプリン(350円)。
モンブランしか考えておりませんでしたが、レジ前のショーケースでひとめぼれ。
「もうそんなに作らないです」
と言われれば、迷うことなく追加です。
実際目の前にすると、プリンと間違えられたかと不安になるほどかぼちゃの色は淡いです。
表面もボソッとした感じはなく、やはりプリン然と、つるりんとしています。
でもひと口食べると、コクのある甘みが完全にかぼちゃのソレ。
かぼちゃの煮物を凝縮したように香りが詰まっていました。
モンブラン(350円)。
大人気のモンブランがこちら。
1年中行列の絶えない人気店ではありますが、店主さんも「1年で1番すごいのはモンブランの時期」とおっしゃっていました。
350円とリーズナブルながら、無駄な甘さや香りを加えないシンプルで素朴なマロンペースト。
使う分だけ作って冷凍もしないので、栗の香りが飛ぶことなく、粉砕された栗の細かな粒1つ1つから放散されるような感覚なのですよね。
構成はメレンゲ、生クリーム、マロンペースト、とシンプル。
背が高い、というより"まん丸"なメレンゲは、角の立たない甘さ。
焼きも強くないのか、風味もすっきりしています。
そして、これまでもこぼくさんの記事で何度も言い続けているので繰り返しになりますが、こちらの生クリームは本当の美味しいのですよね。
これも使う分だけ購入していたりするのかな、生クリームってシンプルなのにお店によって優劣がはっきり出るのが面白いと思っています。
というわけで無事にこぼくさんのモンブランをいただくことができました。
使う栗は、他のフルーツなんかと同じで「その日に買いに行って美味しそうだったもの」くらいの感覚で、品種や銘柄にもこだわっていないそう。
というわけで、日によって味に違いもあったりするようなので、シーズンに何回かいただくのも面白いかもしれません。
ごちそう様でした!