先日、信頼している識者から「最近調布の飲食店がアツい」と伺っていたので、買い物がてらランチしに行ってみることに。
お店は調布のひとつ隣の駅の国領にある「バニアンツリー国領」。
江戸川橋の名店「リストランテ・ラ・バリック」さんで15年シェフを務めた方が、コロナ禍の機会にこの地で始めたカジュアル業態とのことで、どんなお店なのか気になっていたのですよね。
まずはセットの前菜3種盛り。
1500円前後の価格帯のランチセットの前菜としてはかなり手の込んだ感じ。
メジマグロのマスタードソース。
さっぱりしてこってり。
まぐろの爽やかな香りを味わいます。
紫キャベツとしらすのマリネ。
右下はモルタデッラとキュウリ。
ピンクペッパーがアクセント。
牛すね肉のスパゲッティ コショウとチーズ。
メインはパスタ。
ビーフの濃厚な旨みをベースに、コショウとチーズでシンプルに仕上げてあります。
肉そのものもゴロゴロ入っていましたが、スパゲッティに絡んだソースに十分な肉々しさのあるひと皿でした。
鶏もも肉のカツレツ。
カツレツも名物ということで、この日のランチメニューにあったチキンをいただくことに。
こちらのメニューは1プレートで、前菜は2種盛り。
カツレツは結構強めに下味が付いていて、そのままで成立する味でした。
ぶりりんぶりりんと柔らかくてジューシーな食感に、圧力を感じるボリューム感で食べ応えがあります。
ライスはターメリックライス。
カツレツの強めな味付けの角をとるようなマイルドなコクのある甘みです。
デザートはパンナコッタ。
少量ながら杏仁やココナッツのような風味に厚みのあるものでした。
というわけで噂に違わぬカジュアルなお料理のいただけるお店でした。
隙のない調理、接客と、飛び抜けた魅力というよりは確かな実力で地元に深く根差したお店になりそうだなと思いました。
またディナーとかにも伺ってみたいなと思いつつ、ごちそう様でした!