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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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池上の「燕楽」でロース定食。

鹿児島では母お勧めの隠れ家的コーヒー専門店なんかも行ったのですが、なんだかネタが溜まってまいりましたのでそちらはまた別の機会に。
 
とんかつって何だかんだ一年以上前に蒲田の「とんかつ檍」さんでいただいて以来食べていない気がするんですよね。
なのでこの日はガッツリとんかつを食べようと、以前から気になっていたこちらのお店に。
 

燕楽。
新橋に本家があっていくつか暖簾分けのお店もあるよう。
中でもこちらが本家を上回る評判なようですね。
 
特にまっつんさんの評価が高いのが気になるところですw
 
二階席もあるようでしたが、お店に入るとカウンター席とその後ろの通路がギュッと詰まった店内にちょっと萎縮します。
まあ蒲田のお店に比べたらスペースはある方かもしれません。
まっつんさんの蒲田のお店への評価が下がっていたのはその辺でしたしね。
 
11時15分頃の入店で先客は二名。
 

注文を済ませると温かいほうじ茶とお新香が出てきました。
 

正面に掲げられたこんなのを読みながら待ちます。
 

自家製と思われる糠漬けはしっかりめに漬かっていながらも上品でとても美味しかったです。
厚めに切られているのも嬉しいです。
大根は皮を剥いて、カブは皮のままでした。
何かこだわりがあるのでしょうか。
 

続いてポテトサラダ。
自家製というマヨネーズは優しい味わいで、多分緩め。
じゃがいもはゴロゴロと形を残したタイプで、他にたまねぎ、にんじんが混ぜられています。
きゅうりはなぜか最後に上に乗せるのみ。
水分が出てしまうのを嫌ってのことでしょうか。
お新香にもきゅうりがありますし、もはやなくてはいいのではという気もw
その辺もこだわりでしょうかねw
 
でもこのポテトサラダもとても美味しいです。
わりと水っぽい食感で最初は好みではないかと思いましたが、自家製マヨネーズの食べやすさなのか箸が止まりませんでした。
 

卓上にはこんな感じのアイテムが。
右から二番目は辛子でした。
 

ロース定食(2000円)(ご飯少なめ)。
注文からおよそ20分ほどで到着。
揚がる直前にご主人が「揚がります」の掛け声と共にキャベツを切り始め、ご飯や豚汁が用意されます。
 

豚汁は大根とにんじんがたっぷり入り、豚肉も切り落としながらほどほどに厚みがあり、しっかり旨みや脂のある
贅沢なものでした。
家庭的なものより丁寧で上品なちょっとよそ行きな感じの豚汁でした。
 
また普段はかけない七味を途中で加えてみたところ、香りがとてもよかったです。
七味を美味しく味わえる豚汁、という気もしました。
 

カツの断面を。
食べ始めはうっすらピンクの残る揚げ加減は絶妙です。
 
衣はサックリと香ばしく揚がっており肉から剥がれないのがご主人の腕を感じさせられます。
また身の方も歯切れよくさくっと繊維を噛み切れるのは肉質なのか、これまた下処理の丁寧さなのでしょうか。
とても食感のいいとんかつです。
 
序盤はあふれ出す肉汁を飲むように味わえますし、後半になってくると肉汁が抜けてちょっとギュッと締まった繊維を噛み切るときの弾力がたまりません。
 
脂身はしつこくはありませんが、噛み切れずに口の中に残ってジュワジュワと溢れてくるので、個人的には辛子をたっぷりめに付けて中和するのもよかったです。
 
甘めのソースよりは塩の方が相性がいいようにも感じました。
 
まあ僕はほとんど何も付けないでいただきましたけどw
 

こちらは注文ごとに丁寧に用意されるキャベツの千切り、山盛りですがこれ、お代わり自由だったので二盛り目ですw
細く切られた上にふんわりと盛ってあり、食感は軟らか、とても甘みのある千切りで絶品です。
恐る恐るお代わりをお願いすると快く引き受けてくださいました。
 
特徴的なのはご主人の切り方。
奥から手前に包丁を引くときに切っているように見えました。
家で真似してみましたが上手くできませんでしたw
 
全体に上品なお店、料理でした。
ガッツリ肉を味わいたかったら蒲田の方のお店の方が合っているかもしれません。
こちらはとんかつという料理を味わうお店という感じ。
肉の火の通り加減、衣の質、キャベツやお新香、ポテトサラダといったわきを固める付け合せがまた引き立ててくれる、「とんかつ」を味わうお店ですね。
850円とリーズナブルなカツランチ、1200円のとんかつ定食というのもありますが、そちらでもキャベツのお代わりができるならそちらもありかもしれません。
そちらでも充分肉と衣の一体感は味わえそうですし。
 
カツランチにはお新香が付かず、とんかつ定食のお新香にはカブが入っていないようでしたのでそこはご注意w
 
お店からお客さんが出るごとにご主人、店員のみなさん「ありがとうございましたー」と気持ちよく声をかけられるのも印象的でした。
とても居心地のいいとんかつ屋さんでした。

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