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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「高はし」でいわし味噌煮、小鉢。

7月14日(金)、世間的には週末に3連休が控えた金曜日。
僕は変則的なスケジュールで、のびのび食べ歩けるのはこの日だけ。
 
というわけで3連休分を詰め込むつもりで気合いを入れて臨みます。
 
といってもスタートはいつも通り、買い物からの高はしさんの流れ。
 
今回はやや難しめのお話などしつつ。
 
この時期のお茶は、冷たい麦茶になっています。
 
これからの時期は麦茶を煮出すときに少し塩を加えるといいんだ、みたいなお話を伺って面白そうだと思って少し調べてみたら、
 
熱中症対策に塩砂糖麦茶がいい、とか、
牛乳を混ぜておしゃれにミルク麦ティー、とか、
りんごジャムを加えて、とか、炭酸水で割って、とか
 
もはや他の飲み物を飲めばいいんじゃないかと思い始めたところで料理が登場。
 
まずは小鉢(200円)。
 
振れ幅の大きいかぼちゃ、今回は基本はほっくり舌の水分を吸い取るようなタイプでしたが、最後のところでちょっとねっとり感もありました。
かぼちゃの甘い、いい香り。
 
夏場の高はしさんは、さっぱりした葉物のおひたしなんかが季節的には合いますが、やはりたまには定番のこちらも食べておきたいですね。
 
というか、今気が付きましたがかぼちゃは夏野菜でしたね。
 
季節物を美味しくいただきましたよ!ええ、はい。ナイス注文。
 
いわし味噌煮(1200円)。
つい先日メニューに載った際は1人前2尾付けでしたが、今回はサイズ感がよかったのか1尾付けでした。
 
"入梅いわし"と言われる梅雨時のいわしとあって、目測で明らかなメタボ体型。
 
表面の層が脂で白んでいます。
甘みが深くて、濃厚なコク。
 
入梅のいわしを、梅入りで煮るのが高はしさん流の味噌煮。
 
ちょっと煮汁に甘さと爽やかな香りが加わるのがポイントなのはもちろんですが、このぷっくり膨らんだ梅干し自体ジューシーなフルーツのようで美味しくいただけます。
 
素材よし、調理よし。
季節を感じながら大変美味しくいただくことができました。
 
3代目は口ぐせのように「うちの鰯とか鯵は割高だから」と仰るのですが、
実際こんなモノのいい魚を、こんな風に豪快に提供してくれるお店って、他ではいくら出そうがなかなかあるものではありませんからね。
 
季節毎に期待を裏切らず次々と魅力的なメニューを出してくださってありがたい限りです。
ごちそうさまでした!

築地の「米花」でマグロ中トロ、夏野菜と魚介の酢の物、茄子味噌。

7月10日(月)、暑い暑い日々が続きますが、元気をいただきに朝の米花さんへ。
 
「もうね、外出ないノ!こういう日は!」
 
「お茶はあえて"ぬるめ"にしてみた!こんな日は熱いお茶なんて飲めないネ!」
 
お気遣いありがとうございます!
 
胡瓜、オクラ、ミョウガの酢の物にタコと赤貝。
 
素材の存在感推し、さっぱりした調味の酢の物です。
 
野菜はゴリゴリぼりぼり強い食感。
 
香りもしっかり。
 
赤貝とタコもゴリゴリの食感で、口の中に溢れた出汁が一緒に食べた野菜と馴染みます。
 
酢の物としてはちょっと珍しいくらい味に一体感のある酢の物でした。
さわやか。
 
茄子味噌。
前回の甘めマイルドな仕上がりからはガラッと変わって、味噌の辛みと大葉の香りがズバッと鋭くクロスする味わい。
 
この日もメインはマグロ、脂が結構乗った部位で中トロと言ってもよさそう。
ミルキーなコクのある脂。
 
ミョウガとカニ身も添えられて、贅沢でしたねえ。
 
というわけでちょこちょこちょこちょことお皿が増えて、結局こんな豪勢なことに。
 
それぞれ全く違った味付けですが、全体にひと口のサイズに統一感があってテンポよくいただくことができました。
 
食後におかわりをくださったお茶は、熱々(笑)。
 
グビグビ飲んで、仕事に向かいます。
楽しい朝をありがとうございました!ごちそうさまでした!

池尻大橋の「レストラン オギノ」でランチコース(平目の蒸し焼き ハーブクリームソース、無添加シャルキュトリ・オーガニックデリ盛り合わせ、ビーツの冷製ポタージュ、シューアラクレーム)。

お昼は池尻大橋のオギノさんへ。
 
前回訪問の際はおまかせコースを注文してしまったので、食べられなかったランチ名物の前菜「シャルキュトリ盛り合わせ」が心残りだったのですよね。
というわけで今回はランチコース(2990円)を注文。
 
内容は前菜、スープ、メイン、デザート。
メインとデザートを選べるプリフィクスコースです。
 
まずパンとバター。
 
メインに、パンが進みそうなソースのメニューをチョイスしたのでペース配分を考えながらいただきます。
 
無添加シャルキュトリ・オーガニックデリ盛り合わせ。
 
おおお!これを楽しみに、これに期待してハードル上げ上げで臨みましたが、軽々期待値を超えてくる豪勢な一皿!
これが前菜!
 
ブーダンノワールのソーセージ。
3000円以下のランチの前菜の中の1品としてはありえないボリューム、クオリティ。
 
「ブータンノワール」つまり豚の血は野趣溢れる滋味、豚の味の中でも地味な部分をクローズアップしたような味わい。
このボリュームでも大味さなんてこれっぽっちも感じさせず、丁寧に味が凝縮されています。
 
鴨と緑胡椒のテリーヌ。
野生的な肉の味は鴨の赤身由来でしょうか。
ピリッとしたペッパーらしい香りの中に、緑胡椒は若々しい香りもさわやかで印象的です。
 
ほうれん草・ピスタチオ・鶏のムースのハム。
見た目の個性の割には、結構軽い味わいの鶏ハムといったイメージです。
 
有機野菜のピクルス。
大根、カブ、パプリカ、ゴボウ。
 
力強い歯応えの野菜が美味しい。
 
カブと自家製鶏のパテ入りポテトサラダ。
 
ジャガイモもシャッキリ歯応え。
 
この前菜を楽しみに来ましたが、その甲斐あったというかもうこの時点で大満足。
 
さらに言うと大満腹気味でちょっと焦りつつ、何とか完食しました。
 
ビーツの冷製ポタージュ。
個人的なイメージでは「パリっぽい」色、ショッキングピンク。
 
奥のパンかごとも色が完全に被っていますね。
 
ビーツの青みを帯びながら強い強い甘み。
ちょっと繊維を感じる舌触り。
ピリッと辛みがアクセントになるオリーブオイル。
 
コレすごい。
馴染みのない色合いで、食べ慣れない味なのですけど、しっかり旨くてどんどんスプーンを口に運んでしまって止まれない。
器が丼サイズなので、正直これを飲みきる時点でかなり苦しくなってきてしまったのですけど、それでもノンストップでいただいてしまいました。
 
ぜひまたいただきたいメニューですが、さすがに相当な頻度で通わないと再会はできないかな。
 
平目の蒸し焼き ハーブクリームソース。
前菜でお肉をガッツリいただいたので、メインはお魚で。
 
ピストゥのクリームソース、こってりたっぷり。
 
バジル、ニンニクの他、ハーブクリームソースというだけあって複数のハーブが入っていたように思います。
フェンネルとかイタリアンパセリとかはあったかな?
 
平目のボリュームもかなりのもの。
もちろん提供のボリューム自体すごいのですが、この厚みを見るに相当な大きさの魚体だったのでしょうね。
 
天使のようなやわらかさ(?)の身にはとろりとろける脂乗り、そして加熱したというより熟成を効かせたような旨みの凝縮っぷり。
強く濃厚なソースに負けない白身の旨みがそこにありました。
 
シューアラクレーム ラムレーズンのアイス添え。
ボリュームだけでなくしっかりとした「重さ」が魅力のデザート、個人的にはオギノさんでは大きな楽しみの1つなのですよね。
 
悩ましかった3つの選択肢からコチラを選んだ決め手は、バニラ使いとラム使いを堪能させていただきたかったから。
 
シューアラクレームにはシャンティもぽってりと入って、こちらも追加で楽しみになりました。
 
「どちらからいただこうか」もまた悩ましいところですが、やっぱりアイスが融けてしまわないうちに先にいただきます。
 
ラムレーズンのアイス、とは書いてありましたがむしろ前面に出ているのはバニラな気が。
こんな贅沢な話はありませんが、個人的にはラムの香りが物足りなく感じてしまいました。
 
室温に置く時間が長かったのか、相当緩くなっていましたが個人的にはこれは大いにあり。
スッと香りが分かりやすく入ってくる気がするのですよね。
 
ではではメインのシューの方を。
 
これまたどうやって食べるべきか悩ましいですが(笑)。
 
まずは"帽子"を外してスプーン代わりに、クリームをすくっていただきます。
 
随分重みのある仕上がりのカスタードクリームは、しっかりした甘さと、それにバランスを取るしっかりしらバニラの香り。
生クリームは、甘みとちょっと爽やかな香り。
 
驚いたのがシュー生地。
すっかり頭から抜けていたというか、ノーマークだったのですけどコレ、絶品でした。
 
一層一層がクレープのようというか、バゲットのパンペルデュのようになっているというか。
"絶品のクロワッサン"にも近いようなモチモチぶるんぶるんの食感、リッチな味わいにヤラれました。
 
ドリンクはミントティーで。
 
とても満足度の高いランチになりました。
前菜、スープ、メイン、デザート、どこを取ってもその魅力を語り出して止まらなくなりそうなほど魅了されました。
 
また訪問して、次回はお肉料理をガッツリいただいてみたくなりました。
ごちそうさまでした!

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