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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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荻窪の「吉田カレー」で甘口、豚、中華アチャール、小豆バター。

「吉田カレー」さんがテレビに出られるためしばらくは混み合いそうということで、その前に行っておこうと思ったのですけどなかなか行かれず、結局放送日の翌日にちょうど時間が空いてしまったので「えーい、行ったれ!」と荻窪へ。


少しは並んでいましたが、そう長くは待たずに店内に入ることができました。


甘口、豚、中華アチャール、小豆バター。

辛口寄りの方が味のバランスとか満足度は高いかもと思いつつ、何が入っているのか、どの味が利いているのかじっくり手探りしながらいただこうと思うと、個人的には甘口がちょうどいいのですよね。


今回の目玉トッピングだった小豆バター。

公式ツイッターで紹介されていてどんな味なのかと気になっていたのですけど、どストレートにちゃんと甘い小豆バターでした。


ブー酢ターと言われるお酢もかけながら食べ進めます。

甘味と酸味の要素ということで、福神漬けやらっきょうを添えるイメージに近くて、カレーのオイルに行き渡ったスパイスの香りがよりエッジを利かせるような仕上がりになりました。


中華アチャールの時点で甘酸っぱい要素はありますが、小豆バターはさらに極まれりといった振れ幅を感じさせるアイテムになっていました。

小豆の香り自体は、豆は豆ということでカレーに普通に馴染んでいたと思います。


定番トッピングの豚は部位などによって個体差はありますが、今回は特にパンパン膨らんでぷりっぷりな仕上がり。

脂の甘みが際立ちます。


「吉田カレー」さんのルゥはもともとバナナの甘みのイメージが強かったので未だにそのイメージになりがちなのですけど、今はあまり使っていないそうで確かに全体から感じられるのは魚介の旨みの向こう側にある甘みだったりするように思います。


キーマも同様で結構以前とは変わっていて、よりいわゆる"キーマカレー"から"肉味噌"に近い仕上がりになったように思います。


通常メニューの変化、新メニューの登場と、基本1メニューのカレー屋さんでありながら、一瞬とも目が離せないスタイルを貫いていらっしゃるのはつくづくすごいなと思いつつ、ごちそう様でした!

幡ヶ谷の「パンと焼き菓子と朝 steppin'(ステッピン)」でエンガディナー、クロワッサン、ニブビスケット、メープルビスケット、カンパーニュ。

先日伺った「Cyodo」さんの隣にパン屋さんがオープンしたということで、ふらっとお邪魔してみました。


お店は「パンと焼き菓子と朝 steppin'(ステッピン)」さん。

SNSで見かけた情報によると店主さんは六本木の「ラトリエデュパン」さんで働かれていたそう。

あちらのお店は白玉粉を使ったものや、高加水なハード系など、こだわりをもって生地を開発されているのが面白くて一時期よく通ったのを懐かしく思い出しました。

 

エンガディナー。

まず真っ先に目を引いたのは、タルトの上にキャラメルがけしたくるみをたっぷり積み上げた個性的なスタイルのこの焼き菓子です。


シンプルで素朴な商品が多い中、一見素朴な色みながらひとつだけ異彩を放つインパクトだったのですよね。


どう食べ進めたものかと思ったのですけど、結局くるみをフォークで崩しつつ、下のタルトをひと口ずつカットしながらいただきました。


想像したよりはあっさりとした味わい。

キャラメルがあっさりしているということはないと思うので、くるみの量に対してキャラメルがけが控えめということかもしれません。


購入した日の夜にいただきましたが、くるみはよく火が入ってカリッとした食感が残っていました。

ベースの生地もクリスピーな焼き込み、やさしく甘い香りが印象に残るものだったので、また他のお菓子でもいただいてみたくなりました。


クロワッサン。

やや焼きが強めなのか、ところどころ濃く色づいています。

そんなに膨らんだタイプではなさそうで、サイズは小ぶり。


外から順番にパリパリ、ミチミチ、むちむち、という食感がギュッと詰まったような食感。

最初は焼けた香りが強めに出ますが、むちむち生地が口どけ始めたところでまろやかなバターの香りがふわりと残ります。


シンプルでバランスのいいクロワッサンでした。

小ぶりなので気持ち的にも罪悪感が少なめで食べやすい気がします。


ニブビスケット。

カカオではなくニブを商品名に冠する辺りからも分かりますが、ぽくぽくと歯触りが印象的なビスケットです。


チョコレート菓子的な甘ったるさがなくて、ちょっとチーズにも似たようなカカオのコクを感じられる味わいでとてもよかったです。


メープルビスケット。

ビスケット自体はプレーンで、メープルソースがけになっていたように思います。


エンガディナーのタルトでも思いましたが、シンプルなお菓子の粉やバター、卵の味の出し方がおじょうずなのだろうなあと感じます。


個人的にもこういうシンプルな生地を味わうお菓子がツボなのでこちらも好みでしたが、今回に関してはニブもなかなかに心に残るところがあって、また食べたいのはニブビスケットかもと思いました。


カンパーニュ。

焼きツラのいいカンパーニュで惹かれたのでホールで買おうと思ったのですけど、「半分にカットもできますよ」とわざわざ声をかけていただいたのに負けてハーフサイズで購入。


まだ温かいうちに買ったのでパンを入れた紙袋がだいぶ湿っていましたが、食べてみるとそこまで高加水を主張したタイプの生地ではなさそうです。


高加水自体を個性とせずに、あくまで手段として味や食感のよさを追求したような仕上がりで好感が持てました。


炊きたてご飯を思わせるような、甘い香りの広がるカンパーニュでした。

名店「シニフィアンシニフィエ」さんをなぜか思い出すなと思ったのですけど、確か「ラトリエデュパン」さんの監修か何かで入っていらっしゃったのですよね。


シンプルな中に秀逸なところのあるパンが多かったのでまた新しい商品を味わってみたいなと思いつつごちそう様でした!

代々木の「あずきとこおり」で葉桜。

とても幸せな寄り道を挟みつつ、当初の目的だった「あずきとこおり」さんにもお邪魔して帰ります。


狙ってきたメニューがまだあることを確認して、いざ注文。


葉桜。

桜のかき氷を出すお店は多かれど、こちらは桜の葉のパウダーで緑に色づいた葉桜のかき氷とのこと。


少し残った花を表すように、薄ピンクの小豆エスプーマがトップに載せられています。


ベースの氷はバター風味で、少し塩気とコクを感じます。


実はまだこちらのお店のスペシャリテである小豆をいただいたことがなかったので密かに楽しみにしていた小豆のエスプーマ。


エスプーマにするとふっくら炊かれた小豆の食感は消えてしまうものの、素朴な香りのよく活きた仕上がりになっていました。


エスプーマやバターということでかなり洋風に寄るかと思いましたが、食べてみるとあくまでもベースは和菓子な味わい。

クリーム大福くらいなバランス感の構成になっていました。


中にはとろんとろんのお餅と、さらに追い小豆。


あんバター桜餅とでもいいますか、複合的に魅力の重なったかき氷でした。

次はどんな面白い組み合わせを見せてくださるのか、楽しみに思いながらごちそう様でした!

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