「吉田カレー」さんがテレビに出られるためしばらくは混み合いそうということで、その前に行っておこうと思ったのですけどなかなか行かれず、結局放送日の翌日にちょうど時間が空いてしまったので「えーい、行ったれ!」と荻窪へ。
少しは並んでいましたが、そう長くは待たずに店内に入ることができました。
甘口、豚、中華アチャール、小豆バター。
辛口寄りの方が味のバランスとか満足度は高いかもと思いつつ、何が入っているのか、どの味が利いているのかじっくり手探りしながらいただこうと思うと、個人的には甘口がちょうどいいのですよね。
今回の目玉トッピングだった小豆バター。
公式ツイッターで紹介されていてどんな味なのかと気になっていたのですけど、どストレートにちゃんと甘い小豆バターでした。
ブー酢ターと言われるお酢もかけながら食べ進めます。
甘味と酸味の要素ということで、福神漬けやらっきょうを添えるイメージに近くて、カレーのオイルに行き渡ったスパイスの香りがよりエッジを利かせるような仕上がりになりました。
中華アチャールの時点で甘酸っぱい要素はありますが、小豆バターはさらに極まれりといった振れ幅を感じさせるアイテムになっていました。
小豆の香り自体は、豆は豆ということでカレーに普通に馴染んでいたと思います。
定番トッピングの豚は部位などによって個体差はありますが、今回は特にパンパン膨らんでぷりっぷりな仕上がり。
脂の甘みが際立ちます。
「吉田カレー」さんのルゥはもともとバナナの甘みのイメージが強かったので未だにそのイメージになりがちなのですけど、今はあまり使っていないそうで確かに全体から感じられるのは魚介の旨みの向こう側にある甘みだったりするように思います。
キーマも同様で結構以前とは変わっていて、よりいわゆる"キーマカレー"から"肉味噌"に近い仕上がりになったように思います。
通常メニューの変化、新メニューの登場と、基本1メニューのカレー屋さんでありながら、一瞬とも目が離せないスタイルを貫いていらっしゃるのはつくづくすごいなと思いつつ、ごちそう様でした!