日暮里にあります和栗や。
こちらでも秋限定のモンブランがあるということで再訪してきました。
お店の前で焼いている焼き栗も人気で次から次へとお客さんが購入して行かれていました。
お座敷席は埋まっており、3つあるテーブル席の一番奥に案内されました。
後客はなし。
平日の昼間ですからね。
注文は決めてあったので、サッと。
お座敷席の5名のうち4名も僕と同じ秋限定のモンブランを注文されていました。
注文してから作られるという、一日限定20食のそのモンブランはこちら。
HITOMARU(1100円)。
「人丸」という名前の希少種の栗を使って作られているという一品。
単一種で作られているのが売りのようです。
普通のモンブランは香り、色、風味などそれぞれをバランスよく出すために何種類か混ぜてあったりするそうですが、こちらはHITOMARU一種で勝負しているとのこと。
「雑味がなく本当に美味しい栗なんです。」と仰っていた女性店員さん。
前回と同じ方で「前も来てくださいましたよねー。」と覚えていてくださったようです。
渋皮煮はHITOMARUではないそうでw
でも渋皮煮も甘すぎず、ほどよいネットリ感でとても美味しいものでした。
マロンペーストは見た目よりはモッタリとして重みがある感じがします。
しかし栗の風味を最大限生かすように調整された控えめの甘さが絶妙です。
クリームシャンティは恐らく無糖。
濃厚でコクがあります。
お皿の形がいいのか、マロンペーストがしっかりしているからか、傾きはしてもなかなか倒れませんw
ベースにはメレンゲ。
真っ白なものなのでクリームシャンティとの境目が分かりませんw
固すぎずスプーンで割りやすいメレンゲでした。
味や食感は上品、口の中でホロホロ崩れ融けていく直前のジャリジャリ感もアクセントに。
こちらはサービスでいただいた焼き栗のはじけたもの。
パカッと開くとこんな感じ。
そういえば焼き栗って初めて食べるような。
焼き芋も美味しいものは中心部がネトーッとしていたりしますが、あんな感じの食感でした。
こちらは甘さがなく、素朴に栗の香りを感じました。
値段って結局「味に対する評価」ではなく「原価との兼ね合い」の意味合いが強いわけですからね。
希少種を贅沢に使っているということで、この値段も仕方ないのかもしれませんね。
中に栗自体が入っていたりはしないものの、絶品マロンペーストを惜しげもなくふんだんに盛り付けてくれていますから、旬の和栗を存分に満喫できますよ。
にしても「人丸」って忍者みたいな名前だなー。
そういえば「イガ栗」も忍者っぽいっちゃ忍者っぽいしなー。