lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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銀座の「天ぷら真」で菖蒲。

ランチは天ぷらを、と思い色々検索した結果こちらへ。
 

天ぷら真。
 
もう1店、某店と迷ったのですがそちらはランチ臨時休業とのことでこちらにしました。
こちらも雑誌の撮影で仕込みが遅れたとかで12時半オープンでしたけどね。
 

先客はなく。
結局後客もありませんでしたけど。
 
その分お店の方とじっくりお話させていただけたので個人的にはツイていたと思います。
 

目の前で卸してキュッと絞られた大根おろしが、ふんわり甘く、青い大根の香りもしっかりと感じられて美味しかったです。
お代わりしちゃいましたよw
 
注文は菖蒲(5250円)にしました。
 

まずは海老の頭から。
塩味が付けてあり、海老の風味もしっかり。
 

金時草のお浸し。
紫色が鮮やかです。
モロヘイヤにもにた粘りのある葉っぱでした。
 
この次に海老が出ましたが、写真はなし。
実は食べ始めるときに写真について確認したところ、
「ずっと撮り続けるのはやめてほしい。」
とのことだったので、ちょっと遠慮してしまったのですよね。
 
やっぱりネット上のマイナスの情報に左右されて来なくなってしまうお客さんがいるのが気になるようですね。
僕自身ネットの情報からお店を知って訪問した身なので複雑な気持ちになりましたけど。
ネットって難しいですね。
料理を出す側の「想い」を感じてしまいました。
 

キス。
僕が写真を撮るのをやめたのを見て「まだ撮影していただいて結構ですよ。」とご主人。
 
「撮影拒否の店」なんていうと感じが悪いですけど、もちろん客に意地悪しようなんて気は毛頭ないのですよね。
お気遣いに感謝いたします。
 

ヤングコーン。
シャキッとフレッシュな食感が残っていました。
 
コーンの香りがしっかりします。
 

椎茸に海老をたたいたものを詰めたもの。
紫蘇も混ぜてあるようです。
 
食感も香りもよく、面白い一品でしたが、単純に椎茸が肉厚でめちゃくちゃ美味しかったというw
 

紫蘇で雲丹を巻いたもの。
こちらのお店のスペシャリテ的な感じでしょうか。
サービスで出していただけました。
 
カリッサクッと香ばしい衣が割れると中から熱々の雲丹がトロリと流れ出します。
 
こちらはお酒を飲まれるお客さんは日本酒が止まらなくなる一品だそうです。 
 
「写真はこのくらいにしましょうか。」とご主人。
素直に従って天ぷらに集中しましょう。
 
続いては新玉ねぎ。
甘みはもちろんですが、旨みたっぷりの汁気の爆発する一品でした。
ただとても熱かったですw
サービスの女性に話しかけられてハフハフホーホーしながら喋るのに苦労しましたw
 
賀茂茄子。
この日一番美味しかったのはこれでした。
茄子の揚げ物というと油を吸ってトロリと甘さが溢れるものというイメージがありましたが、高級天ぷらはさすがに全く違いましたw
見た感じ生のままの茄子が薄衣を纏っているイメージ。
茄子ってほとんど水分で出来ているらしいですけど、個人的な印象としては生で食べたらパサッとしていて水分はあまり感じない気がするのですよね。
これもそれをイメージして食べたのですが、噛んだ瞬間に押しつぶされた茄子から溢れ出す「果汁」といったら♪
茄子の「果汁」なんて言ったことはありませんでしたが、まさにこれはジュースそのもの。
茄子の味がして、しっかり美味しいというなんだか不思議な一品でした。
 
続いて再びの海老。
 
次に厚切りのさつまいも。
少し前まで安納芋を使っていたそうですが、この日は紅東でした。
この厚切りを中までホクホクに仕上げるのが天ぷら屋さんですよねー。
表面の薄くカリッとした食感も絶品でした。
 
最後に穴子
こちらは三等分にカットされて提供されました。
これはカリッとクリスピーな衣の印象が強かったです。
 
お碗は大アサリアオサのお味噌汁。
大アサリがとても大きかったですw
もちろん大味でなく、上品なアサリの旨みが凝縮したお出汁でした。
 
〆のご飯は注文ごとに土鍋で炊かれるのだとか。
これは水気が多く少しべちゃついた見た目。
お、失敗かな、と思ったのですが、食べると食感は全く気になりませんでしたし、なんといっても美味しいw
土鍋で炊くとあんな感じになるのでしょうかね。
とても美味しくいただけましたよ。
 
ご飯と一緒に糸昆布とたらこの佃煮、胡瓜の漬物、蕪の葉っぱ?の漬物も出されました。
 
最後のデザートはマンゴーのシャーベットとさくらんぼ。
シャーベットの後に食べても甘みを感じるさくらんぼに、5000円の片鱗を感じましたw
 
安い方のコースにしたのですが、個人的には多すぎなほどの品数で、内容的にも外れなく大満足でした。
何よりお店の方とゆったりと会話して、料理や食材の話も聞きながら、カウンターを独り占め出来たことがよかったです。
 
至福のときでございました。
 
天ぷらってお店ごとに全然違って、何がいいかって結局食べる側の好みによるのでしょうね。
ちょっと面白かったのは、こちらのご主人におすすめの天ぷら屋さんをうかがったところ、はじめに僕が迷ったもう一軒のお店の名前を挙げられたこと。
僕の好みがそういう系統ということなのかもしれませんね。
 
そちらもまた行ってみたいです。
 
こちらもまた行ってみたいですけど。

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