この日の目的地はこちら。
ブランジュリー・パリの空の下。
2009年オープンのお店。
フランスで修行した後、日本に戻り、再びフランスで修行した上でオープンされたそうです。
ということで日本とフランスのパンの素材に関するシェフの知識は折り紙付き。
シェフのちょっとブラックな(?)ブログも人気です。
開店前から行列が出来るという人気ぶり。
12時半頃の到着で10人ほどの並びでした。
クロワッサン(300円)。
焼きは浅めで、ずっしりと重みがあります。
目の前で6個購入していく女性がいらっしゃって不安になりましたが、なんとかゲット。
お、お、美味しー。
薄めながらバリッと力強い食感の表面部に中はじっとりもっちり。
やや甘みを感じるバターの香りと食感が抜群に合っています。
クロワッサンとしてはかなり特殊、パリのものとも違う気はしますが、これはこれは・・・美味しいです。
帆立のフォアグラ和えサンドイッチ(800円)。
狙っていたサンドイッチは目の前で売り切れたのでこちらを。
まず、パンドミが特殊。
かなり水分を残してあって、ぼそぼそしています。
とても重みがありますが、しっとりして食べやすいのは食べやすいです。
サンドイッチにするのに適している気がしますので、逆にトーストして食べてみたいです。
帆立は肝や貝ひもも入って当然に旨みたっぷり。
フォアグラは言われないと分からないような風味で、マヨネーズよりは濃厚という程度。
いや、帆立が美味いですけど。
ブリオッシュ・パリジャン(200円)。
一見凡庸なブリオッシュですが、ぷるんぷるんの食感にクロワッサンにも引けを取らないバター感。
これもいいですねー。。。
ヴィエノワーズ(200円)。
クロワッサンなんかはレトロドールを使用しているようでしたが、こちらのパンは唯一「レトロドール高配合」と書かれていたので買ってみました。
んー確かにどっしりもったりとした生地に底知れぬパワーが。。。
生地に塩気やバターの風味がよく乗りますよね、レトロドールは。
ヴィエノワらしい歯切れの良さもあり、とても食べやすく美味しいパンでした。
シンプルですが濃厚です。
クイニーアマン(300円)。
これまた独特な見た目ですが、こちらのクロワッサンと同じ方向性ですね。
裏返すとなんだかキノコのような膨らみ方をしています。
お、お、お、美味しーーー。。。
思わず笑みがこぼれてしまう美味しさ。
このモチモチ感はなんなのだろう・・・と思わずまじまじとみつめてしまいましたよ(笑)。
層はわりと厚めでしょうか、ギッシリ詰まり歯応えがありますが歯切れよくスッと噛みきれます。
そしてたっぷり含んだバターが一気に解放されてその風味をいかんなく発揮。
美味しいです。
タルト・パンプルムース(550円)。
グレープフルーツだけでなく洋梨も乗っています。
ピスタチオのクリームも合わせてかなり鮮やかな印象。
じゃりじゃりと崩れるように焼き上げられたタルト生地、ピスタチオクリームも見た目以上にとろとろに融けます。
フルーツもとてもジューシーで柔らかく、口の中で一噛みした途端全体がジュースになるようなとても瑞々しいタルトでした。
これもとても美味しいです。
この日はオープンから1時間半ほど経過したタイミングで訪れましたが、ほぼパンは残っていませんでした。
次回は開店時間に合わせて並ばないといけませんね。
独特で好みは分かれるかもしれませんが、今のところ個人的にはかなり好きな感じ。
もっと色々食べてみたいです。