6月13日(木)、ずいぶん久しぶりになってしまいましたが、「パリの空の下」さんへ。
狙っていたタルトは目の前で売り切れてしまって涙を飲みましたが、それでも憧れていて食べたことのなかったメニューをいくつか買うことができました。
まずはクロワッサン。
相変わらず色といい形といい美しいですねえ。
バターや小麦粉をもっとも美味しく食べる方法は、クロワッサンであると思わせてくれる1品です。
冷めてもその美味しさは突き抜けたものがありますが、やはり焼きたてが破壊力バツグン。
今回は久しぶりにクイニーアマンも。
甘みと塩気の緩急。
久しぶりにいただくと、塩気の振り切り方がより際立って感じられました。
じっとりと、生地よりもバターに寄ったような食感。
「バター(amann)の菓子(kouign)」というまんまな名前を付けた人の気持ちが分かるような、バターの魅力を底抜けに感じられるお菓子でした。
ブリオッシュ・フィユテ・ピスターシュ(トレフィエ、アロマティック)。
左がトレフィエ、右がアロマティック。
シェフのブログによると、トレフィエはピスタチオを「ごく浅く焙じた」もの、アロマティックは「生」のものを使われているようです。
アロマティック。
鮮やかな緑が、お店の外観を思い出されるような黄色を引き立たせます。
アルコールを飲んでいるかのような、ツンと刺激すら感じさせる香り。
「美しいものには棘がある」という言葉が思い出される、華やかさに付随した爽快感が刺さります。
トレフィエ。
こちらは言われないとピスタチオと分からないような色味。
個体差もあるかもしれませんが、焼き込み方にも差が感じられるような気がします。
焙煎した方が香りが立つものかと素人考えで思っていたら、アロマティックの方が華やかさでいったら凄まじいものがありますね。
とはいえ、落ち着きのあるトレフィエの香ばしさもいくらでも食べられそうな、穏やかな味わいでした。
甲乙つけがたいというのはこのこと。
スモークサーモン風サンド。
パンはパンドミ。
ソースが染みて食感に変化はあれど、ぐずり切らず、味わいをしっかり残せるのがパリの空の下さんの生地。
スモークサーモンとはいっても過熱したサーモンを使っています。
燻製の香りはしていたと思います。
どちらが上ということもないとは思いますが、生のサーモンとは違った種類の味になるのでとても面白かったです。
ビヤンド・デ・グリゾンのサンド。
シェフ自らが仕込む、牛の生ハム。
表面が真っ黒になっているのもインパクトはありますが、内部の赤も大人っぽいいい色ですねえ。
旨みに密度がある感じ。
ギュッと詰まった旨みが、ブラックペッパーで爽快に広がります。
ビヤンド・デ・クリゾン、半端なかったです!!
プーレキューリーの肉。
買おうと思っていたプーレキューリーのサンドはありませんでしたが、その「肉」を初めて購入できました。
ちょっと他では感じられないスパイスの香りの広がりなのですよね。
サンドイッチはもちろん、サラダに使ったりしつつ贅沢にいただきました。
パンドミは無事に2本購入できて満足満足。
また次回は早くから並んでタルト類も買えたらな!と思いながら、ごちそう様でした!