12月21日(土)、この日は6時過ぎに築地に到着。
とても寒い朝です。
とても寒いですが、年末ということでこの時間から人出がすごいです。
とはいってもこの時間の米花は空いているんだよなーと扉を開けると・・・ほぼ満席!
ちょっと面喰いましたが、一番手前にブリカマのお兄さんがいらっしゃったので隣を空けていただきました。
ものすごく忙しそうですが、手際よくジローさんがお皿を揃えてくださいます。
この日は最終的にお茶を忘れられましたけど(笑)。
野菜の煮物はボリューミー。
どっぷり煮てあるのでやわらかめの食感。
ホックリどろろな里芋とシャクッとしたレンコンが美味しかったです。
メインは鯖味噌。
個人的には2回目ですが、噂によると去年のこの時期のおまかせは鯖味噌に次ぐ鯖味噌だったとか。
要は米花の定番メニューの一つのようですね。
「今年の鯖はいい!」と各所で聞いていたものの、最近スーパーなんかでは真鯖を見かけなくなったので終わったのかと思っていましたが、丸々太った見るからに美味しいやつが出てきました。
皮をめくると、脂がノリッノリでじゅわじゅわと溢れています。
赤味噌ベースで塩気がありますが、脂の美味さで十二分にカバー。
柑橘系のような爽やかな香りがあります。
皮目やその裏がまた、トゥルンとゼラチン質に厚みがあってたまらんです。
いんやー美味しかった。
今年の鯖は美味しい!
そして米花の鯖味噌は美味しい!
続いて久しぶりの「かとう」さんへ。
1週間前はこの時間にはかなりの行列でしたが、この日は店内半分ほどしか埋まっていない状態でした。
注文はたらどうふ・・・いやかきどうふのミックスもできるということで、たらどうふとかきどうふのミックス(1600円)をお願いしました。
作り置きではなく注文を受けてから順に煮始めるのでわりとイメージしていたより待ちました。
熱々の大きな丼で出てきました。
ポン酢付きです。
牡蠣に鱈、白子もひと塊。
野菜は白菜だけとシンプル。
出汁も昆布だけかな?こちらもシンプルですが、脳天を貫通していくようなすっきりとした風味の強さが印象的です。
味以前に熱々すぎるのでポン酢に一度避難させないと食べられないほどでした。
鱈に牡蠣というと、実家の鍋の定番具材だったので懐かしい感じ。
でも実家の鍋では煮えすぎて1/3くらいに縮んだものばかり食べていましたので、全く違うといえば全く違いました。
ぷっくり弾けそうな膨らみ方の牡蠣。
だいぶ大物が出てきましたね。
鱈も脂がしっかり残って淡泊になりすぎず、ポン酢に浸けても味が消えませんでした。
出汁が濃いので豆腐も美味いです。
白子に関しては文句なし。
ぷちっ、、どろーんと舌に絡んで消えていきました。
1つでは足りませんね。
ミックスメニューで同時に鱈と牡蠣を味わえてよかったです。
それぞれの方が出汁に特徴がしっかり出ていいのかもしれませんが、昆布出汁がしっかりしているのでその辺りはそれほど気になりませんでした。
この日はかとうのお姉さんとも和解(?)。
気になるメニューがたくさんあるお店なので、またちょくちょく伺いたいです。