その後パン屋さんやケーキ屋さんに寄りつつ、公園がなかったのでふらふら歩いていたらこちらのお店に辿りつきました。
キャトル・セゾン。
最寄り駅は千歳烏山ですね。
「千歳烏山」と見た瞬間になぜか「くまもん」が脳裏をよぎりました(笑)
想像していたよりレトロな「町のケーキ屋さん」系で、店内ではご近所の方っぽい2名の老紳士がコーヒーだけで喫茶利用していたりも。
「イートイン付ケーキ屋さん」というよりむしろ「ケーキ屋さん兼喫茶店」ぽい雰囲気です。
注文はモンブラン(420円)。
「少しお時間いただきます。」とのこと。
それほど待たずに登場。
それほど大きいわけではありませんが、値段からするとボリュームがあるといえるかもしれません。
マロンペーストは角張っていて、色合いも含め蕎麦みたい。
絞り口が珍しいのでしょうか。
のっぽなモンブランはマロンペースト率が多め。
ずっしりと重みがあって上からフォークを入れるとズンと沈みます。
押してダメなら引いて・・・と思うも、ペタッとしているのでフォークにくっついてきててんやわんやに(笑)
甘さも和栗の香りもほどほど。
お互いに良くも悪くも角を取っている感じ。
絞りたてにこだわるだけあって、メレンゲはサクッと軽い食感。
レトロな甘さの強いものですが、モンブランには合いますね。
クリームシャンティもレトロ系で、きめ細かくふんわりしていますが、甘くやや乳脂感が強いです。
これもモンブランには合いますね。
絞りたてマロンペーストはキリッとスマートな出で立ちで、しっかり和栗系モンブランの良さを感じられるものでした。
一方メレンゲ、生クリームはお店の雰囲気にマッチしたレトロなタイプ。
食べやすいモンブランでした。
ちょっと物理的な食べにくさはありましたけどね(笑)
ちなみに「本日クロワッサン焼けています」と店先に張り紙が出ていたので、
クロワッサン(189円)。
うん、レトロ♪
よりバターリッチなバターロール、的なイメージ。
見た目はドライなのですが、食べるとバターがわんさか溢れてきます。
「パティスリー」というよりはやっぱり「ケーキ屋さん」のバターの香り。
サクッとしてしっとり。
フランス人はクロワッサンとは認めないかもしれませんけど、日本の懐かしいクロワッサンなのではないかと思います。
お店はご夫婦でやられているのかな。
奥様がすこぶる感じのいい方でした。
そういえば店名の「キャトル・セゾン」って「四季」という意味ですよね。
「四季」という夫婦で切り盛りする喫茶店ってどこかで・・・(笑)