5月17日(土)、先週は1週間帰りの遅い日ばかりだったので土曜朝は起きられるかちょっと不安でした。
でもそんな日だからこそ早起きして寿司大に行けたらなーという気持ちも・・・(笑)
結局のところ、微妙に早く起きたのですが築地に着いた4時半の時点で寿司大は5軍ぐらいまで来ていました。
気持ちを切り替えて他へ・・・といってもこの時間に開いているお店は少ないですし、仲卸も忙しなくてまだ一般人は入ってはいけない雰囲気。
仕方がないからぶらぶら歩き回って時間を潰し、頃合いを見計らって西岩さんで買い物と親戚に送り物。
そしてようやく5時40分頃に米花へ入りました。
茄子の天ぷら。
早い時間だったので待つかな?と思いきや、すぐに出てきました。
僕以降のお客さんには倍の量盛り付けてあったような気がします。
米花の天ぷらというと厚衣でお出汁をたぷんたぷんに蓄えている印象がありますが、こちらは衣が薄いですね。
「揚げ茄子」というには揚げが浅くてサクッとさっぱりした天ぷら、これいいですねー♪
夏場は登場頻度の増える米花の茄子。
どんな料理で出てくるのか、今からとても楽しみです。
油揚げのお味噌汁。
毎回普通に食べていますが、実はこれがとてもボリューミー。
安物の油揚げだから表面に浮かんでいるのではなくて、ずっしり重いものがしっかり底まで積み重なっているのです。
ちなみにこれはジローさんが運ぶ際に少しこぼしてしまったようだったので、少な目仕様だと思います(笑)
メインはマグロ。
この日のマグロは色味がとても鮮やか。
僕の次にいらっしゃった、米花の朝一のお父さん。
いつも寡黙な方ですが、この日は出てきたマグロを見て思わず「おお・・・!」と漏らしておられました。
中落ちと、
赤身、
これ・・・も赤身ですね。
パッと見3種盛りかと思いましたが、2種盛りだったようです。
でも赤身でも部位が違えば食感も味も違いますし、3種盛りと言ってもいいのかな(笑)
ちゅるんと滑らかな舌触りで、爽やかな酸味と甘み。
フルーツのようです。
こちらはサクッと歯切れよく、そしてネットリ舌に絡みながら、やっぱり爽やかな酸味が涼しげなマグロでした。
遅れてお新香。
お新香にしても、冬場は大根や白菜、これから夏場は胡瓜や茄子のような夏野菜が増えるのかな?
続々いらっしゃる常連さんやスーパー常連さんとしばし歓談。
ふと天狗さんが「この間ツイッターに載せていた皐月鱒は食べられるんですか?」とジローさんに質問。
皐月鱒、僕も気になっていたヤツです。
カズオさん曰く「今塩してるところだけど、そろそろ大丈夫かも!食べる?」
天狗さん「食べます!」
ジローさん「皐月鱒イチー!」
僕はどうしましょう。
どうしましょう=迷った=食べましょう(笑)
もう1つお願いします!
ジローさん「皐月鱒ニで!」
皐月鱒。
添えられたレモンの香りと合わさって甘ーい柑橘類のような豊かな香りがします。
常連さん方も「香りがいい!」と口々に漏らすほどの香りの良さでしたよ。
カリカリに焼かれた皮目は薄めですが、味は濃い!
たっぷり脂を蓄えているのが分かります。
ふんわり軽くほぐれる身に甘い脂がトロットロッと乗っています。
風味もクセがなくとにかくとにかく優しい香り。
舌触りもとても馴染み良い魚ですね。
ツイッターにアップされていた写真を見ると獰猛な顔をしていましたが、食べる分には優しい印象ばかり残る皐月鱒でした。
いつもこの上ないほど満足している米花の朝ごはんですが、2食分?食べたら満足感も倍増でした。
とても美味しかったです。
天狗さんにも感謝です。