時間が来たので、もうひとつパン屋さんへ。
パン焼き工房 そーせーじ。
「時間が来たので」というのも、こちらのお店はパン屋さんには珍しくお昼休みがあるのですよね。
10:00~13:00、15:00~18:00という営業時間です。
僕は15時の開店前にできていた行列に並びました。
このお店の売りは、焼きを浅くしてふにゃふにゃソフトに仕上げた生地。
みるみるうちにしぼんでしまうほどなので、焼きたてを楽しんでもらうために「開店時間」を2回作っているのかな?
個人的には初訪問時の印象があまりよくなかったので「ソフトな記事」が書けそうになく、記事にせず再訪もせずにおりました。
先日コメントでおすすめをいただいたので、好きな人もいるなら食わず嫌いもいかんなあと早速再訪してみることにした次第です。
カレーパン(190円)。
人気商品のようであっという間に売り切れるとの噂通り、みんなトレーに乗せていきます。
ちなみに、このパンはふにゃふにゃすぎるのでヘラで取るようになっています。
クミンやターメリックのようなスタンダードなスパイスが、シンプルというかストレートに感じられます。
そこへさらに追い打ちのように唐辛子でビビッと。
「辛口」というコメントが付いていましたが、確かに結構辛め。
マヨネーズでマイルドにしているとは言っても、辛いのが苦手な方やお子さんは気を付けた方が良いと思います。
お豆(140円)。
このお店の生地を満喫できるシンプルなパン。
甘い金時豆は思ったより少なめ。
生地自体イーストの香りが少しするくらいで旨みに乏しいのでちょっと寂しいかな。
くるみロール(140円)。
既にしぼみ始めています。
雑穀が入っていて見た目に惹かれますが、食べると個性というほどには感じられません。
クロワッサン(140円)。
こちらは正統派。
焼きたてということもあって、バリッと剥がれ、割れる表面、中心部はバターがじゅんわりモチモチ。
美味しかったです。
クリーム(130円)。
こちらも焼きたてをゲット。
ヘラで取るタイプです。
やや甘めですが、バニラの風味が感じられるカスタードクリーム。
生地との一体感は言うまでもなく抜群にいいです。
ただ生地の味がやはり薄いので、甘さが立ってしまう気がします。
アールグレイ(140円)。
デニッシュ生地に紅茶の風味のクリームを乗せて焼いたもの。
驚くほどにバターを蓄えたデニッシュ生地。
溢れるバターを啜るようにいただきます。
ただこれも焼きが浅いのか、バターの風味が淡い印象で油っこいというかちょっと重いです。
紅茶の風味がとても良いので、上手に焼かれたらお気に入りの一品になりそうでしたけど。
チーズタルト(210円)。
パン生地の中に甘いチーズクリームを詰めて焼き上げたもの、というか焼き「上げなかった」もの。
レアに焼いたベイクドチーズケーキという感じですね。
食感に個性はあるものの、焼きを浅くしているからかとにかく味わいも浅い感じ。
よくある白パンの、やわい生地ながら旨みを引き出しているものの方が個人的には好きです。
カレーパンのカレーやアールグレイの紅茶の風味は好きだったので、生地がもう少し好みに近ければハマりそうな予感もあります。
ちなみにおまけの話。
この日はちょっと流れがあって美味しいパンオショコラに出会ったら絶対食べようと思っていたのですが、ここまで出会えず。
諦めて帰路に着きましたが、ふと思い立って途中下車してお気に入りのパン屋さんパンポルテに寄り道することに。
17時過ぎなのにクロワッサンもパンオショコラも残ってる!ラッキー!
こりゃ明日の朝ごはんは最高だなあ、と思っていると、
「クロワッサンとパンオショコラ、焼きたてでーす!」
という声。
何!何なのこの店は!
僕を待ってたの?
と異様にテンションが上がることに。
というわけで、すぐ食べました(笑)。
美味しかったなーパンオショコラ。