ターレットコーヒーの後は寿司大の前に並ぶ方々を激励。
この日は色々あって予定がぐちゃぐちゃになってしまいましたが、もともとケーキを食べに行く予定だったので〆にケーキを食べに行くことにしました。
といっても近場で済ませます。
苺のショートケーキ(620円)。
やってきたのは代官山のイルプルーシュルラセーヌ。
夕方でケーキは少なくなっていましたが、お目当てのケーキが残っていてイートインに空きがあったのでいただいていくことにしました。
味に関係のない装飾は良しとしない弓田シェフ、フレーズィエはその真骨頂のような飾り気のない素朴なものでしたが、こちらはある程度鮮やか。
シロップをだくだくに打った生地に緩めのシャンティーと苺をサンド。
お互いに深く干渉し合う、「乾いた関係」ならぬ「湿った関係」とでもいう感じ?(笑)
緩めのシャンティーがさらにみずみずしくなります。
「ショートケーキ」としての構成は大きくは変えずに、こうも違ったケーキを作り上げられるとは。
食べたらびっくりしました。
こうして食べ終えると、冒頭で触れた「装飾」の要否。
「みずみずしさ」というショートケーキとしては意外性のあるニュアンスの入り口だったように思います。
鼻息の荒くなる美味しさでした。
ショーケースには他にもいただきたいケーキがあったのですけど、どれもショーケースに出したばかりなのでイートインでは出せないとのこと。
温度管理にも手を抜かないお店なのですよね。
春の苺(525円)。
あれ?グラニテって何だっけ?と思いましたが、クランブルかダックワーズのような軽い食感と風味ですね。
軽いです。
バタームースは軽い口どけ。
ぷちぷち甘酸っぱいフリーズドライの苺がきらきらと煌めきを放ちます。
タルト・フォルモザンヌ(400円)。
台湾バナナを使用しているというこの一品、フォルモザンヌは「台湾の」を意味するのだとか。
ジュクジュクに熟した台湾バナナは酸味のある香りを伴って。
アパレイユはプリンみたいな感じ。
タルトは焼きが浅めで、しけた感じにも思いましたが、口どけや残る風味はよいですね。
どっしり重たいタルトでしたが、甘さが強すぎず食べやすかったです。
併設する製菓材料店のエピスリーで買い物をするのも恒例になってきているので、これからも通っていきそうです。