さらにもう一軒気になっていたケーキ屋さんへ。
m.koide。
2011年オープンと、自由が丘の中ではやや新しめのお店です。
シェフはエグザイル系イケメン、奥様と思われる接客の女性は森尾由美さんをちょっと綺麗にした感じ。
質問をするととても丁寧に答えていただけました。
焼き菓子は予約のみの販売で、お昼過ぎの時点で生ケーキのショーケースも寂しくなっていました。
ただでさえ残り少なかったケーキを、僕の前の女性がかなり買い占めてくださったので選択肢は非常に少なく残念でした。
イートインはないので、近くに公園でも探すことに。
いい標識がありました。
公園のベンチに到着。
ではいただきましょう。
買ったケーキはこんな感じに。
芸術性のあるフォルム。
色、形ともにシェフのセンスと細部へのこだわりが感じられます。
タルト・ショコラ(500円)。
ショコラの下には何が入っているのかなーと楽しみにしてチョイス。
箱詰めをしながら「バナナとくるみが入っています。」と教えてくださいましたw
ショコラが美味しーー。
甘さは控えめで大人なカカオの苦みと酸味がツンと広がります。
フレッシュなバナナもチョコレートとの相性は鉄板。
くるみは真ん中にちょこんと乗っているくらいで少し寂しかったです。
知らないで食べたら、くるみが入っているだけで嬉しかったかもしれませんが、「くるみが入っている。」と分かって食べた身としては物足りなく感じました。
タルトのザクザク感やクリームシャンティのしっかりした固さ、コクも素晴らしいです。
こういうシンプルなパーツの出来でシェフの腕の良さが感じ取れます。
ムース・カシス(480円)。
鮮やかです。
これ系をチョイスすることは少ないですが、これは不思議とすごく食べたくなってしまいました。
カシスのムースは酸味をメインにカシスの魅力を完全に凝縮してあります。
中にはバニラのムース。
こちらはマイルドな甘さです。
さらにその下には微量のオレンジのコンフィチュール。
酸味、甘み、とあるところにオレンジが来るとこれは苦みのアクセントになっていましたね。
ベースには極薄のスポンジ生地。
薄いのにコシが強い感じで、クレープにも近いような食感でした。
ギリギリ固体のふりゅふりゅムースを乗せる重要なパーツですから、こちらもシェフのこだわりがありそうです。
レベルの高いケーキでした。
また来て食べてみたいケーキがたくさんあります。
少なくとも秋には来ると思います。