久しぶりに浅草の洋食屋さんに行ってみましたが臨時休業で、ランチタイムも外してしまったので、ケーキでも買って帰ってあとはインドアで楽しむことにしました。
というわけでやってきたお店は先日も来たばかりのtiesさん。
先日ケーキ目当てにやってきたら15時過ぎの時点でケーキはほとんど売り切れていらっしゃったのですよ。
14時過ぎにお店に着いたこの日は結構残っていました(^^)
お店の方に「14時くらいからだんだんなくなっていく」と聞いていたのですよ。
メレンゲシャンティ(460円)。
風味の良いキャラメルクリームをメレンゲでサンド。
何か中に忍ばせてあるかな?と食べ進めましたが、本当にそれだけのシンプルな構成。
キャラメルクリームがなかなかいいですねえ。
もうちょっと風味に強さや華やかさが出るとグッと魅力を増す気はするものの、奇を衒わずどっしりと腰を据えた感じの真面目に美味しいクリームです。
舌触りがいいですねえ。
メレンゲはサクッと軽く焼き上がっています。
ちょっとネチッと歯に触る感じ、素朴さや純朴さも備えた風味。
メレンゲとキャラメルソースの組み合わせは、幅がちょっと狭い気はするのですけど、どちらもしっかり美味しかったので飽きずにいただけました。
普段使いにパクパク食べたいケーキです。
カシス(480円)。
カシスのムースの中にバニラの香るキルシュのババロア。
泡立てた卵白でふわふわに軽く仕上げるのがムース、ゼラチンで固めて少しコシのある柔さなのがババロア。
シックに大人っぽく設えてあります。
カシスはまろやかで角の立たない風味。
酸味が少ないので「ブルーベリー」とかとそんなに変わらないかもしれません。
それをベースに、キルシュはまあまあ強めに鼻に抜けます。
カシスの味をもっと強くするか、もうひと要素目立つパーツを入れるとバランスが取れそうな気もしますが、こちらもそつなく美味しかったです。
ラフォレ(560円)。
パッと見ショコラシュークリームみたいなシンプルな形なのですけど、これが1番値段が上だったので気になったのですよね。
特別仕掛けもなく説明通りの1品。
コーヒーと爽やかでミルキーなババロアで、ちょっとティラミスにイメージが近いと思います。
アマンダーク(480円)。
アーモンドのムースの中にビターチョコのムース、ブランデーを浸みこませた生地。
やっぱりシックなビジュアル。
こういくつも買ってみると見た目が被りますね。
でも見た目からコーヒーに合いそうな感じがするのがさすが。
アマンダークは「アーモンド」と「ダーク」を合わせた造語かな?
フォークを入れるのが躊躇われる整ったフォルムですが、ここは思い切ってザクッと。
これは確かムース×ムースの組み合わせだったかと思いますが、外のアーモンドと内のビターチョコのムースとでかなり重さに違いがあります。
チョコの方がどっしりしていて、フォークが途中で止まるのですよ。
アーモンドは香ばしく食べやすいナッツ感、そこへマイルドなチョコの香りとツンとくるブランデー。
よく整ったバランスですね。
写真で見ても分かると思うのですけど、クラム推しなのは何か理由があるのでしょうか?
コーヒーに合わせるのにいいという考えなのかもしれませんね。
個人的には蛇足に感じました。
素材の味の出し方やお酒の使い方は好みからいうと結構マイルドなのですけど、方向性としてはかなり好きなタイプのケーキでした。
コーヒー専門店でこのクオリティは凄まじいと思います。
好きなケーキのお店は他にも3軒くらいありますが、こちらが1番訪問しやすい位置にあるかと思うのでちょこちょこ通いそうです。
お店の方も素敵ですしねえ♪