いつにも増してツオップを早く出たのでこの日は時間がたっぷりあります。
とりあえず電車で西日暮里まで移動して散歩開始。
合羽橋でコーヒー関係のアイテムをいくつか購入した後、宿題にしていたカフェ「itonowa」さんへ。
開店30分前に着くと誰もいませんでしたが、10分くらいふらふらして戻ってみると行列が出来始めていたので僕も並びます。
ちなみに前6名、後ろ5名、僕以外全て女性の行列でした。
開店しまして、ひと悶着ありましたが無事に店内へ。
今回で2回目の訪問、席は前回と同じく相席の大テーブルの隅っこ、物陰に隠れる感じのポジションでした。
前回記事にしなかったのは、シンプルに不愉快な気持ちになる扱いが重なったから。
とはいえ人気店ですし、前回はたまたま運が悪かったのだろうと確認の意味も込めて、期待に胸膨らませてやってまいりました。
結果から申し上げますと・・・う~ん(^^;)
ネットで悪い評判を見かけたことはないのですけど、僕だけなのでしょうか・・・?
いいところももちろんたくさんあるのですよ。
2回の訪問以外にも「7組待ち」と言われて諦めたことだったり、何度か覗きには来ていたのですが、女性の店員さんの対応がとても丁寧で素敵だなあと感じていました。
今回は初めてお目にかかる女性店員さんだったのですけど、その方もとても気の利く素敵な方でした。
苺のロールケーキ(400円)。
前回は売り切れだったお店の名物のロールケーキ。
「すぐ売り切れてしまうので、開店に合わせてくるか事前に予約していただけると確実です」と助言を受けていたのですよ。
人気の理由のひとつはこの厚み。
目もお腹も満足できるロールケーキですね。
正直に言うと、スポンジで生クリームを巻いただけのプレーンなのをいただいてみたかったのですけど、この時期は苺しかできないのだとか。
「苺しかできない」って・・・盛り付けだけじゃ・・・?と思いきや、
クリームにもうっすら苺のコンフィチュールが入っている模様。
ほんのり酸味が付いて、ちょっとヨーグルトにも似たニュアンスが出ています。
箱が置いてあったので、苺はさがほのかなのかもしれません。
甘みは少ないですが、香りがいいので生クリームをふんわりと色付けします。
コンフィチュールでは香りが上手く生きていなくてちょっともったいない印象でした。
スポンジはやわやわのようでいて意外にコシが強め。
中がクリームたっぷりなことも相俟って、フォークだけだとかなりカットしづらかったです。
この写真のカットはなかなかの神業だったと我ながら感心します。
スポンジは特に味はなく、生クリームもミルクの味で響かせようとはしていない感じ。
コーヒー(500円)は苦み中心で味も香りも広がりは少ない、いかにもカフェ的なものでした。
こういうお店や、他ディープな居酒屋さんなんかにひとりで行ったと言うと、
「ああいうお店にひとりで行ってすごいね」
とお褒めいただいたりするのですけど、僕は何もすごいことはないと思うのですよ。
なぜかって、僕は分かってて「行きたい」と思うお店に行っているだけですからね。
言ってみればただわがままで自己中心的に行動しているだけなのです(^^;)
むしろすごいのは、不意打ちで僕みたいな明らかに「ターゲットの層とは違う」人間が来ても、他のお客さんと同様に温かく迎えてくださるお店ではないかと。
このお店に来ると「逆説的に」しみじみとそういうことを思い出します。