lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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浅草の「夢屋」でチキンカリー。

気持ちを切り替えて、お昼はカレー!
前日教わった数多あるカレー店の中でも印象に残ったお店が浅草にあるのですよ。


夢屋。
浅草二丁目の交差点から路地に入ってすぐのところ。
かつて御徒町にあった人気店「モーティマハール」で働かれていた方が独立したお店だそうです。

外観はパッと見てインド料理店と分かる感じではありませんが、店内にはタンドールまである本格派。


寡黙な感じのお父さんとチャキチャキした感じのお母さんお2人の営業。
客層は様々で常連さんぽいおひとり様の紳士、観光っぽい若いカップル、「いつどこで誰が何をした」ゲームで盛り上がる三世代のご家族(確か桃太郎が運動会で買ったばかりのソフトクリームを落としたりしていました)がいらっしゃいました。


まずはミックスサラダ(530円)から。
レタス、トマト、玉ねぎ、キュウリ、茹で卵。
ドレッシングは「マサラドレッシング」とありましたが、食べた感じは普通のフレンチドレッシングでした。
フレンチドレッシングをベースにスパイスを効かせていたのかもしれませんが、ちょっと分かりませんでした(^^;)


野菜はだれた感じもなくシャキッとしていましたが、特別質の良いものという感じは受けませんでした。
可もなく不可もなくといったところですが、そうなるとちょっと値段設定は高く感じる気も。


チキンカリー(辛口)(900円)。
サラッとしたカリーにドロッとしたマサラ、それぞれにチキン、マトン、海老など種類がありますが、一番基本っぽかったこちらに。

後で常連さんが入ってきたときに、お母さんが「チキンね?」と注文前から決めていらっしゃって、これは正解だったかなと(^^)


辛さは中辛、やや辛、辛口、極辛(+30円)から選べますが、中辛で家庭でいう辛口なのだとか。
僕は辛口でお願いしましたが、想像したより赤いソースでたじろぎました。


でも恐れることなかれ。
赤いのはトマト由来のようで、辛さは逆に物足りないほど。
スパイスも香り系スパイスが中心で、サラッと軽い中に風味が複雑に重なり合って不思議とコクを感じるカレーです。

フレッシュなトマトと玉ねぎの感じがしっかり残っていて一歩間違えると「トマトスープ」に仕上がってしまいそうなところですが、辛みの力技で押し切るでもなくスッとインド方面へ持っていかれる魔法のような感覚のスパイス使い。


ライフは日本米のようですが、クローブ、カルダモン、ベイリーフ、シナモンとスパイスを入れて炊いていらっしゃるのだとか。
油も入れているのかな?

正直スパイスはあまり分からなかったのですけど、パラッとした口当たりはとても良かったと思います。


チキンは骨付きで大振り。
ホロッとほぐれて、鶏の香りもしっかり残っていました。


本格派インドカリーと見せかけて卓上のラインナップは和風なソレ。
やっぱり慣れなのでしょうか、カレーと福神漬けの組み合わせは右に出るものはないですよねえ。
この辺りの漬物系とスパイスライスの相性も抜群でした。

他のカレーやタンドール料理も気になるので、また機会を作って伺いたいと思います。

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