前日の華金の話を少し。
この日は珍しく先輩ふたりにお誘いいただいて仕事上がりに北千住の町に繰り出しました。
写真撮影禁止の東京三大煮込みのひとつに挙げられる名店で快調なスタートを切った後、お目当ての餃子屋さんが満席だったためしばらく別のお店で時間を潰してから、いざ!
訪問したのは菜香餃子房さん。
中国人のママさんがひとりで切り盛りされているカウンター6席だけのこじんまりしたお店。
ママさんは流暢な日本語を扱うだけでなく、日本人より日本人らしいともいうべき感覚を持ち合わせて客あしらいもお見事。
入って5分もしないうちに「常連さんがたくさん付いている」ことに納得できるお人柄でした。
鶏肉の塩漬け2種盛り。
プレーンな塩漬けと、奥の茶色いのは燻製したもの。
ちょっと身が締まりつつも、ほどよい弾力を感じる柔らかさ。
鶏の味がよく出ています。
僕はプレーンが好きでしたが、お酒を飲んでいた先輩は燻製に軍配。
スープ餃子。
自家製の皮は厚めでもっちり。
餡がやや少なめなのでワンタンぽくもありますね。
スープは塩気のしっかりした、それでも飲みやすいもの。
少なめに思われた餡も肉汁はたっぷりで、スープの印象をより力強く変化させます。
焼き餃子。
こちらも皮は厚めで、底はバキバキと香ばしく焼き上げてあります。
あれ?こちらは餡がたっぷり入ってる?
と気になって確認したところ、スープ餃子と焼き餃子では皮も、成型も、餡の量も・・・何から何まで変えてあるそう。
上海シューマイ。
中華スープの浸みたモチ米が詰まったシューマイでした。
もちりやわらか。
他にも結構頼みましたが、写真はこれだけだったので感想はここまで。
偶然ですが、この日がちょうどオープン3周年の日だったのだとか。
記念の日にお邪魔してしまって、常連さん方には申し訳なかったかもしれません。
日本在住27年というママさんの作り出す料理とお店の雰囲気は、1度や2度でなく、ぜひ自分も常連になりたいと思わせるには十二分の魅力を放っていました。
また伺います!