1月16日(月)、この日は「行かない日」にしようと思っていたのですが、
朝起きて米花のJさんのツイートをチェックしたところ気になるメニューが・・・
ということでやっぱり築地へー!
そしてお店に入っていきなりドンと出てきたのが、ソレ。
わーすごい。
もーすごい。
タカアシガニのお椀。
タカアシガニって水族館なんかでも見かける、足の長い蟹ですね。
アンガールズの田中さんみたいな感じというと分かりやすいかもしれないし、分かりにくいかもしれません。
長いのがまず印象的ですが、赤がとても鮮やかですよね。
豆腐、ねぎ、白菜がとても具沢山。
The冬の温まる椀物、といったラインナップですね。
ねぎや白菜の甘みが汁にも浸み出しているのですよね。
お野菜たっぷり、という意味でも嬉しいところ。
ポキッと折って、スーッと抜くと極太で肉厚な身が綺麗に取れます。
関節ごとに折っていくのですけど、関節ごとに全て綺麗に身が抜けて気持ちいいです。
そしてもっちりと驚くほど歯応えのある身の味がとても濃い!
綺麗に抜ける感動も、肉厚で紫がかった色合いのビジュアルのインパクトも相当のものでしたが、
最も印象的だったのは「味の濃さ」と言えるほど美味でした。
この日はどっちがメインか甲乙つけがたい献立でしたが、おでんもボリューミー。
大根、こんにゃく、がんも、練り物盛り合わせ。
お椀で温まり、おでんで温まり。
大根は芯までじゅんわり。
米花さんの塩ベースの出汁と大根の青っぽい辛み、ほんのり甘み。
大根周りの出汁は、やっぱり大根風味になりますよね。
ムチンッふるふるっと、こんにゃくは味も食感も力強いもの。
「練り物盛り合わせ」っていうと何だか早口言葉みたいですが、それぞれ個性があるので楽しく食べることができます。
育った環境的には、鹿児島の「プライドを賭けた」ような本気のさつま揚げこそ「本物」という気もしてしまうのですけど、
こういう東京っぽい?練り物もおでんでいただくとほっこりしますよね。
出てきたときは、食べるのに苦労するかと身構えた蟹メニューでしたが、
綺麗さっぱりいただくことができて、気持ちのいい朝ごはんでした。
タカアシガニ、覚えておきたいと思います。
水族館に行って「美味しそう」と思ってしまう生き物がまた増えてしまったなあ(^^;)