続いて八千代さんへ。
豊洲に来てから、人気メニューのひとつ「C定食(エビ・アジ・ホタテ)」をまだいただいていなかったので、この日は狙いを定めてまいりました。
そういえば、壁に貼られたメニューではA定食とB定食の表記は見当たりませんね。
僕が通い始めたときからずっと変わらず、Cの人気が群を抜いていますからねえ。
ちなみに紙メニューにはBもあるようです。
Cを待ちながらAとBに思いを馳せます。
Bはアジ酢、煮物のセットと覚えていましたが、Aは全くもって思い出せる手応えがなかったのでサクッと調べてみると「ぜんまい煮とアジ・ホタテ」という組み合わせで、見てもなおピンときませんでした。
煮物。
店員さん同士で「これはおでんなのか」ということが議論になっていましたが、「公式にはおでんではないが、具的にほぼおでん」というのが結論のようでした。
ほぼおでんですね。
こんにゃくやさつま揚げも特徴的ですが、やはりちくわぶが決定的。
さて、メインが登場。
見るからに豪勢、目にボリューム感。
いつも通り山盛りのキャベツやトマトも盛られているのですけど、完全に覆い尽くすフライフライフライ。
みっちり見事な噛み合い具合です。
車エビ。
大型の太いエビ、頭を付けて揚げてあります。
エビ100%の海老せんとも言うべき、一回りも二回りも上級に香ばしい頭。
食感に彩りを添える程度では終わらない、はっきりとした味、香りの残る身。
市場らしく、海老を強く感じることのできる海老フライです。
アジフライ。
味わいの強い衣の中でふんわっしっとりっと蒸されたアジから立ち上る蒸気が、香る香る。
タルタルで衣をしなっとさせて、アジに馴染ませながらいただくのがポイント。
最も小振りですが、脇役に収まりきらない魅力。
半透明感を残した火入れで、甘みと旨みが絶妙なバランスなのですよね。
カリッむぎゅっとろーん。
というわけで、人気も納得の、八千代さんの魅力がたっぷり詰まった盛り合わせでした。
胸を張っておすすめできますね。
ごちそう様でした!