「世界一濃厚なピスタチオジェラート」を謳うジェラートがいただけると聞きつけて、都立大学の『ポストフェリーチェ』さんへ。
2階はイタリアンレストランですが、1階はジェラート専門店として営業していらっしゃいます。
飲食店が手を広げるのは賛否両論あるのが付きものですが、ジェラート専門店だけでは揃えられない上質な食材を使いまわせるという意味ではメリットも間違いなくありそうです。
トリプルは500円ですが、ピスタチオを含めると600円になるそう。
いかにピスタチオに気合いが入っているかが伝わってきます。
フルッティロッシ(右)。
フランボワーズ、ストロベリー、カシスをブレンドしたミックスベリー。
それぞれの香りは感じるものの、甘さが強くて「香り付け」みたいになっていて力強さや鋭さは物足らず。
マダガスカル産バニラ。
マダガスカル産は一般的によく聞くバニラで、香りが強いのが特徴。
…のはずですが、バニラも香りが弱かったように思います。
そして主役はコチラ、ピスタチオ・マッシモ。
お店でも数種ラインナップがある中でも、土日に提供しているマッシモが最も濃厚だそう(通販のマッシモはさらに濃厚なのだとか)。
多分ピスタチオペーストも使っていそうな、舌に辛みに近い刺激を感じる濃厚さ。
焼きや焦げの主張が強すぎない、ローストナッツのフレッシュなオイル感もありました。
味わいに華がないのと、「世界一濃厚」なのは成分的なことであって体感的には微妙だったのと、気になるところはありましたが、確かにやや濃いピスタチオのジェラートでした。
最近いただいた数店は、ロースト感が強すぎて好みとは違いましたが、こちらはピスタチオの女性的な香りを活かしてあってタイプ的には印象に残る系統でした。
また機会があれば伺って、ピスタチオシングルでいただいてみるのもいいなと思いました。