8月18日(金)、お盆休みを挟んで金曜日になったので恒例の高はしさんへ。
前週は金曜が祝日でお休みだったので、ちょっと久しぶりの訪問ですね。
今回は注文を決めずに伺いましたが、案外すんなり心は決まりました。
少し時間のかかりそうなメニューでしたが、この日は会話が思わぬ盛り上がりを見せたので体感的にはあっという間に登場。
時鮭<かま>(2500円)。
先日シモはいただいて、この日は真ん中の部位が照焼きになっていたのでこちらに決定。
脂がよく乗った人気の部位ですね。
香りを楽しむ桜ますはシモの部位が好みだったりしますが、時鮭は何はなくとも、脂。
脂と言ったら、かま。
より脂が乗っている腹側は、身が薄いこともあって脂が落ちてカリカリに。
脂と一緒に甘みも抜けているので、かなりギラついた旨みの凝縮の仕方になっています。
これなんかはご飯よりお酒なのでしょうね。
却って厚みのある背側に箸を入れると、アツアツで液体になった脂が泉のように噴き出し滝のように流れてゆきます。
すごく脂が乗っていますが、身の香りも強くて脂一辺倒になっていないさすがの質の良さ。
個人的に白鮭系の香りは「これこれ、鮭はこの香り!」と懐かしさを感じる気がします。
口に入れる段になって、記憶にあるのと違って「いやらしさのない品のいい香り」だということに気が付いて、ひとたび口に入れれば味のバランスの良さと力強さにひれ伏すのみなのですけどね。
「僕の知ってる鮭とは全然違いましたm(__)m」
ムシャムシャバリバリ、夢中で食べ進めて完食。
「かま」を食べた痕跡は微塵も残さず、ごちそうさまでした!