lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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大久保の「魯珈」でゲーン・キョウ・ワーン、ラムカレー(ビンダル風)、クリーミィ野菜コルマカレー。

隣りの席のお兄さんのうめくような、
「美、味え…」
も、食べ終わってお店を出るおじさんの、店中が食べる手を止めて振り返るほど大きな、
「美味しかったです!」
も。
 
胃袋に誓って本気の「美味しい」が何度も聞こえたな!
 
やってきたのは大久保の魯珈さん。
営業日をよく見ていただくと手書きの箇所があるのが分かるかと思いますが、土曜日の営業を休止されています。
 
何でも"人気すぎて"回りきらなくなったそう。
 
というわけで2,3時間は待つ覚悟で伺いましたが、たまたま運がよかったのか30分待ちで店内へ。
 
注文、調理、提供、と手際よい仕事の中で、しっかり常連さんと会話されていて、このご時世あまり良い表現ではないかもしれませんが、女性的な要領の良さのようなものを感じました。
 
限定カレーはゲーン・キョウ・ワーン(タイ風グリーンカレー)。
初訪問だった前回は定番の3種類のカレーを押さえたので、今回は評判のいい限定に手を出してみようと思っていたのですよね。
選べる2種カレー(850円)にぷちカレー(200円)。
 
カレーは限定のゲーン・キョウ・ワーン、ラムカレー(ビンダル風)の2種と、少し小さなサイズになるぷちカレーはクリーミィ野菜コルマカレーに。
 
ゲーン・キョウ・ワーン。
生ハーブの香り、青唐辛子の辛みがとにかくフレッシュで、開ききった風味。
一方ココナッツミルクのコクが飛んでおらず、どちらかというとちゃんと重みのある仕上がり。
 
山椒っぽさを備えた柑橘系の香りはバイマックルなのかな?
とても印象的でした。
 
具は鶏肉、茄子、たけのこ、マッシュルーム。
それぞれ独特の食感、味わいが軽やかで、さらにカレーソースがよく浸みていて。
 
隅々まで楽しめました。
 
ラムカレー(ビンダル風)。
スペシャリテともいうべき定番カレー。
 
ちょっと酸味があってクローブが強めに効いたソースに、フレッシュラムがとっろとろのスジ肉っぽいコラーゲン質。
 
辛い×辛いと選んでしまったので、避難用に甘口のクリーミィ野菜コルマカレーも追加。
 
上記2つのカレーがさほど辛くはなかったので避難の必要はありませんでしたが、それは関係なく単純にこの野菜コルマもとても出来がいいですね。
ヨーグルトのコク、酸味、野菜の甘み、カスリメティがちょっと複雑な香り。
大人の離乳食、とでも呼ぶべきやさしさと滋養感。
 
塩気はしっかり付けつつ、スパイスや出汁とのバランスでここしかないという位置に調整してある絶妙な味わい。
 
ハードルの高さは感じますが、それ以上に大変であろうお店のお姉さんはそういった面を全く見せることなく。
わりとヤンチャな音楽のかかった店内で、客はササッと「美味えー!」と食べて「美味しかったです!」と帰っていく。
 
美味しくて気持ちのいいお店でした。

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