続いて同じ水産仲卸棟の米花さんへ。
1番奥まった角にお店はありました。
うなぎ米花。
うなぎ屋さんにとって「炭火が使えない」というのは大きな変化ですが、ガス火で美味しく仕上げる方法を模索されたよう。
僕個人的にも、いままで食べたうなぎで1番気に入っているのはガス火のお店だったので、そんなに不安材料ではないように思っています。
米花さんはうなぎ、焼き鳥以外も魅力的ですしね!
照明のカバーには米花の"米"印。
その奥に鎮座するのは、
羽子板。
店主さんのご友人でもあるプロの職人に作ってもらったものだそうで、およそ飲食店の内装とは思えない迫力です。
お湯呑も新しくなりました。
築地ではカウンターのみだったので、ジローさんがカウンター内の鍋から注ぎ足してくださいましたが、豊洲ではジローさんが薬缶を持ってジローさんがテーブルを回っていてかわいいです。
さて、まだメニューを絞っての営業だったこの日お願いしたのは…、
鳥丼。
米花さんの定番の1つですが、実は築地ではいただいたことがなかったので、願ったり叶ったりでした。
内容は身が4つに、つくねが2つ。
もともとは本当に丼メニューでしたが、数年前にお重に変更になってからも「鳥丼」の名前を残しています。
ガス火にしてはいい具合に焼きが入っていますね。
表面のパリッとした感じには乏しいですが、全体がふっくらやわらか。
つくねもやわらか。
刻んだ玉ねぎがゴロゴロ入って、甘さが印象的でした。
お味噌汁は、お椀がつるりとした新しいもの。
塩気が控えめだったかも。
そしてこういうのは不思議なもので、飲み口が変わると少し印象が変わりますね。
よりすっきりしたお出汁で、前面に出たお味噌も角の取れた風味。
お新香は三角形の透明なガラスの小皿に。
何でも使われていなかった新品の灰皿を転用することにしたのだとか。
おかげで食べ終わったテーブルには灰皿が置いてあるように見える仕様(笑)。
食べ終えると米花さんのネーム入りでした。
というわけで順調に初訪問を済ませられました。
現在はまだうなぎと鶏に絞っての営業のようですが(この記事が公開される頃は変わっているかもしれません)、陰に隠れがちなこれらのメニューを食べるにはいい機会のように思います。
また、昼の大混雑の一方で朝は比較的空いているそうなので、お店の方とおしゃべりをして、顔を覚えてもらうには今のうちの朝がチャンスだと思います。
豊洲での営業再開、おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いします。